芸能

MEGUMI、新作ドラマに込めた女性応援のメッセージ「私も5番手、6番手でくすぶっていた時代があった」

キャプ

一人のプロデューサーとして話を聞いた

 MEGUMIが企画・プロデュースを手掛ける連続ドラマ『くすぶり女とすん止め女』(テレビ東京ほか)が人気だ。彼女は昨年末もテレビ東京で『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの(以下、カリスマ壱子)』という作品をプロデュース、世に送り出した。その他、2023年3月公開の映画『零落』(監督:竹中直人)のプロデューサー陣に名を連ね、自身も出演。演者として、裏方としてエンターテイメントに情熱を注ぐ裏にはどんな思いがあるのか。最近、私生活での大きな変化も報じられたMEGUMIが手掛ける新ドラマだけに、ますます注目度は高まっている。本日は女優としてではなく、一人のプロデューサーとして話を聞いた。(全3回の第1回)

「女性は何歳からでも輝くことができる」

──『くすぶり女とすん止め女』の放送が始まりました。49歳の専業主婦と、25歳のO Lが満たされない生活からステップアップしていこうとする内容です。まずはプロデューサーさんから、見どころを教えてください。

MEGUMI:「女性は何歳からでも輝くことができる」という光を持っています。その輝かせ方を提案するドラマです。全てが「絶好調だ!」と言い切れる女性なんていません。タイトルにも使いましたが、どんな女性も持つ“くすぶった”気持ちがあります。それらを自分でどう捉えて、どんなふうに飼い慣らしていくのかが、観ているうちに理解していただけるはずです。

キャプ

「女性が持つ光の輝かせ方を提案するドラマです」

──昨年末放送の『カリスマ壱子』から約1年で、2作目がリリースされたわけですが、すごいスピードだと思います。これは昨年の時点から計画をされていたものでしょうか?

MEGUMI:そうですね、なんとなくチームで「やりたいね」という話は出ていました。1年が始まると、私は事業計画書を書くんですが、そこには「よし、今年も作るぞ!」という計画は書いてありましたね。

──第1話のスタートは衝撃でした。夫がVRゴーグルでセクシー動画を見ながら、主人公の郁子(西田尚美)をベッドで抱いている。あんなシーンを地上波で見たことはなかったです。

MEGUMI:視聴者の皆さんの心を掴みに……いや、獲りに行こうかと。「ひっどい!!」そう思っても(目を掌で隠しながら)、観たくなっちゃうようなシーンを作りたかったんです。それにテレビ東京さんは表現がとても自由ですし(笑)、深夜の放送時間帯だからこそできることをやろうとスタッフ一同で意見が一致しました。

──キャスティングも難しいですよね。夫にモラハラをされている妻、ずっと2番手でしかいられない25歳の女性。どこかに薄幸さが欲しかったのでは。

MEGUMI:そう! あんまり幸せそうな人が演じても「ああ、この人だからできるんじゃん。私には無理無理」「結局、子どももいて幸せそうだよね」と、思われてしまう。不幸そうな説得力が見えないと、観る側は共感できないですよね。だからこそ、西田尚美さん、香音ちゃんに演じていただけて……本当に正解だった思います。

(c)「くすぶり女とすん止め女」製作委員会

夫のモラハラに耐え続けてきた49歳の専業主婦を演じる西田尚美 (c)「くすぶり女とすん止め女」製作委員会

関連キーワード

関連記事

トピックス

所属事務所は不倫を否定(時事通信フォト)
《星野源と新垣結衣が完全否定》「ネカフェ生活」NHK・林田理沙アナとの疑惑拡散の背景「事務所が異例の高速対応」をした理由
NEWSポストセブン
幼稚園をご訪問され、子供たちに声を掛けられた天皇陛下
天皇皇后両陛下が幼稚園をご訪問 工作の様子を見守られ「どんなものができるのかな」と笑顔で声をかけられる場面も
女性セブン
杉咲花と若葉竜也に熱愛が発覚
【初ロマンススクープ】杉咲花が若葉竜也と交際!自宅でお泊り 『アンメット』での共演を機に距離縮まる
女性セブン
5月に入り病状が急変し、帰らぬ人となった中尾彬さん
【中尾彬さん逝去】数か月体調優れず、5月に入って容体が急変 葬儀は近親者のみ、妻・池波志乃さんは憔悴しながらも参列者に感謝
女性セブン
新しいヘアースタイルの大谷翔平
《大谷翔平の新ヘアスタイル》“切ってもらうと成績が向上する”と評判の美容師が担当 ソウルで水原被告と一緒にカット、料金は大谷が支払う
女性セブン
全国赤十字大会ではスピーチに目を潤ませる場面もあった(4月、東京・千代田区。写真/JMPA)
『虎に翼』を楽しんでいらっしゃる雅子さまと愛子さま 女性天皇への期待高まるなか、揺れるお立場に「日本初の女性弁護士の物語」を重ねられて
女性セブン
女子ゴルフ界の新星として注目を集める清本美波
【プロテストでトップ合格】女子ゴルフ界の新星・清本美波、女子大生と二足のわらじを履く18歳「目標はタイガー・ウッズ」
週刊ポスト
フリーになるも苦戦が続く上重聡アナ
《超大型連休続く?》元日テレ・上重聡アナ、「交渉しまして」古巣復帰の苦境 根強い“利益供与問題”のイメージ、自虐ネタに活路か
NEWSポストセブン
詐取の疑いで逮捕された元宝塚“大滝子”こと光原エミカ(HPより)
《『水ダウ』ざます企画に出演》元宝塚・月組トップスターが現金1000万円詐取の疑いで逮捕「ディナーショーが8万円に値上がり」ファンが察知した違和感
NEWSポストセブン
亡くなったシャニさん
《7か月を経て…》ハマスに半裸で連行された22歳女性が無言の帰宅、公表された最期の姿「遺体の状態は良好」「肌もタトゥーもきれいに見える」
NEWSポストセブン
中尾彬さん(時事通信フォト)
《“ねじねじ”で愛された中尾彬さん(81)が急逝》大病を機に始めていた“終活”、コワモテ俳優からコメンテーターとして人気を博した晩年
NEWSポストセブン
ギャンブル好きだったことでも有名
【徳光和夫が明かす『妻の認知症』】「買い物に行ってくる」と出かけたまま戻らない失踪トラブル…助け合いながら向き合う「日々の困難」
女性セブン