「痩せすぎは女優としてマイナス」
無事に別れの危機は回避したというが、そもそもなぜ「別れたいなら、受け入れるよ?」と自ら別れを切り出すような言葉をLINEで送ったのか。
「すぐにするつもりはないって言葉の後に“でも結婚するなら、なぎちゃんとしたい”って言ってほしかったんです。でも、そんな言葉、言えるわけない。だからあんな言葉を言ってしまったんです。自分の気持ちを言う前に、相手の気持ちを試しちゃうところがあって……」
相手の気持ちを試してしまうという遠野に「現在の彼と4度目の結婚をしたいのか?」と問うと、意外な答えが返ってきた。
「彼じゃなかったとしても、いずれしたいという気持ちはあります。やっぱり私、これまで生きてきて、絶対的な安心感というのを味わったことがないからなんですね。自分自身に絶対的な自信があって満たされたこともなければ、誰かと一緒にいて満たされたこともないんです。その安心感を結婚に求めちゃうってところが、未だにあるんです」
絶対的な安心感を味わったことがない――彼女がそう語る背景には、2014年に刊行された自著『摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。』(ブックマン社)でも触れられている、幼少期に受けた母親からの虐待や思春期から患っている摂食障害が大きく関係しているという。ネット上などでは遠野が「激痩せした」ことが話題にも上っていた。
「実は2度目の離婚後、昨年に母と愛猫を亡くし、色々なことが重なって、15歳の時から繰り返している摂食障害の症状が再発してしまいました。その時に拒食症状がでたことで体重が減ってしまって、ネットニュースなどでも“遠野なぎこ、激痩せ”などとたくさん書かれました。今はそこから少し体重も戻った状態なので自分としてはベストな体型なのですが、やっぱり見る人が見たら、心配されるかもしれませんね。
私としてはこのまま細々と女優業をしていきたいし、バラエティ番組にも出ていきたいと思っています。でも、やはり痩せ過ぎているとイメージが限られてしまいますから、少し女優業のオファーは減りました。私にとって太ることは死ぬほど怖いことですが、お仕事のためにはもう少しふっくらした方がいいのかな、とは思っています」
今後についてはどう考えているのか。