茶髪で内巻き大学時代の笹崎アナ
同期の尾崎アナとは真逆のタイプ
そんな笹崎アナと同期の尾崎アナというのは他の期と比べても、もっともタイプが異なるのではないだろうか。尾崎アナは恐らく“第二の水卜ちゃん”として採用されたのだと思う。実際、MCを務めていた『バゲット』ではたくさん食べていたし、後にヨガインストラクターになる後藤晴菜アナと共にやるヨガポーズやストレッチをぽっちゃりタイプの尾崎アナは全くできず、女性視聴者の共感を得ていたものである。
その『バゲット』のVTRコーナーでは度々“同期コンビ”の尾崎アナと笹崎アナがグルメロケに出ていた。同期だからといって必ずしも仲良しでないことは“女子アナの常”だが、この二人は本当に仲がいいことが見てとれたし、食べ物に関する知識も豊富で、普段から一緒に御飯を食べに行っているのだなぁとも思える、実にほのぼのとしたものだった。
同番組は現在フリーとなった青木源太アナと尾崎アナのMCでスタート。青木アナが退社してから平松アナが加わり、最後の2クールは田中毅アナと笹崎アナが引き継いでいた。
やはり残念だったのは、入社時の一件が長らく影を落としていたのか、20代らしく弾けたアナウンサー人生を送りづらかったことだろう。
果たして4月で31歳となった笹崎アナ。大人っぽいルックスや落ち着いたトーンの声と年齢がやっと合致し、大人の女性アナウンサーとして新たな道が拓けるのではないかと期待している。
これからも笹崎里奈アナを応援していきたいと思う。
◆山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!+』(メ~テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。