『24時間テレビ』を機に、今も走り続けているという(写真/丸山弁護士提供)

『24時間テレビ』を機に、今も走り続けているという(写真/丸山弁護士提供)

丸山弁護士が考える人生の「第4章」

 これからは“丸山和也第4章”として、若手の弁護士を育てたり、芯のある政治家リーダーを応援したり、また自分もアクティブシニアとして幅広く活動していきたい、と思っています。走ることのほかにも寒中水泳も、30年以上やっています。10年ほど前にオホーツクの流氷が浮かぶ海で泳いだときは、さすがに危ないと思いましたが、2024年は2月に茨城の大洗でやります。

 団塊の世代が70歳を過ぎ、人生100年時代といわれる今、元気なシニアはこれからも増えていきます。自分の生き方を通して、シニア世代も生き生きして、満足できる社会作りに貢献できたらいいな、と思っています。100歳で走ったら、どんな景色が見えるのか。自分でも楽しみです。

 マスコミに出て、経験を生かした活動をしたい気持ちもありますよ。せっかく議員も経験したのだから。たとえばカルロス・ゴーンを逃亡したままにしている問題とか、北朝鮮の拉致問題とか、もっと法律と政治をからめて発信していきたい。

 でも、司法の問題は地味だから、マスコミはあまり取り上げてくれないんですよ。司法の問題を軽く扱う、マスコミにも問題はありますが、政治や社会問題についてのコメンテーターも経験も見識も低い人が多く、聞いていてもつまらないことが多い。渋いコメンテーターをもっと使った方がマシな気がします。かといって、自分がしゃしゃり出たい訳でもないですがね。

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◆取材・文/中野裕子 撮影/山口比佐夫

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