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木梨憲武、24年ぶりドラマ主演のきっかけは親友ヒロミのチャリティマラソン 妻・安田成美も「やりなさい」と後押し

24年ぶりとなるドラマ撮影にどのような心境で臨んだ?(イメージ)

24年ぶりとなるドラマ撮影にどのような心境で臨んだ?(イメージ)

 現在放送中のドラマ『春になったら』(フジテレビ系)で24年ぶりに主演を務めるのは木梨憲武(61)。同作は、3か月後に結婚する娘と、膵臓がんで余命3か月と診断された父が紡ぐハートフルコメディだ。娘役の奈緒(28)とは、まるで本物の父娘のよう。ドラマの撮影現場に潜入した。

 24年ぶりのドラマ主演のきっかけは30年来の親友であるヒロミ(58)、そして妻の安田成美(57)の後押しだったと明かす。

「オファーが来た時は“撮影中は大好きなワイハ(ハワイ)に行けなくなるじゃん”と迷ったけどね(笑)。でも去年の『24時間テレビ』で同世代のヒロミが102.3kmのチャリティマラソンを完走したのを見て“すごいな”と素直に感動した。そのヒロミが『とりあえずやってみれば?』と背中を押してくれたし、なるさん(安田)も『やりなさい』と言ってくれたから出演を決めた」(木梨・以下同)

 木梨が演じるのは「余命3か月の父親」で、奈緒が演じる娘との心温まる交流を描く。実生活で妻との間に2男1女を持つ木梨は、「俺は“ダメ親父”なんです」と語る。

「なるさんがしっかり子供たちを育ててくれたから、俺は父親として偉そうなことは言えないの。主人公が積極的な治療でなく、対症療法で日常生活を楽しむことにするのは共感できる。俺が同じ状況になっても、家族や仲間と普段通り最後までワイワイ楽しく過ごす気がするな」

撮影現場で見せるのは、“新人”らしからぬ気配り

 1月上旬のこの日、8時半から始まったロケは1シーンに1時間以上かけて、出演者は10回以上、同じ演技を繰り返す。真剣勝負の現場で木梨は監督から演技指導を受け、共演の奈緒やスタッフと何度も打ち合わせをする。24年ぶりとなるドラマ撮影に、どのような心境で臨んでいるのか。

「久しぶりというより新人のつもりで取り組んでいます。俺以外はみんなプロだから安心だね。現場に台本を持ち込むのは俺だけなのにセリフが抜けちゃうこともあるけど、奈緒ちゃんが俺の分までセリフを覚えて教えてくれる(笑)。“笑って泣ける”ドラマだから、笑いの部分でちょこちょことアドリブを入れようとすると、監督から『そういうのはいいです』と言われちゃう」

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