その場面の撮影を終えると、次は山田の幽霊を演じる八木とのシーンを撮り、22時過ぎ頃にロケは無事終了。福田は満面の笑みでタクシーに乗り込み、現場を去っていったという。ドラマ制作会社関係者が「撮影秘話」をこう明かす。
「福田さんが今回のドラマで苦労したのは、役作りよりも『セリフの量』だったといいます。福田さんの役は相手との会話だけではなく、モノローグも多い。そのため覚えなければならないセリフは膨大。しかし本番では一言一句飛ばすこともなく、完璧に仕上げてきていた。
その『長セリフ』のよどみなさといい、本当の涙へのこだわりといい、『泉ピン子さんを彷彿とさせる』と現場で話題となっていました。泉さんも『本物の涙』に絶対のこだわりがあり、ウソ泣きはしないと断言している方ですから。その泉さんも芸人から大女優に上り詰めた方。業界では早くも福田さんに対して『第2の泉ピン子になるのでは』と熱視線が注がれています」
ドラマ界のヒロインの座も獲得か。