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『不適切にもほどがある』連呼された板東英二は「現在消息不明」 高校の同級生は「電話したけど通じない」それでも鳴門市の観光大使は継続する背景

事実上の引退状態である板東英二

事実上の引退状態である板東英二(時事通信フォト)

「してるよ、みんな。不倫ぐらい。すげーぞ、昭和60年の不倫ブーム。板東英二ですらモテたんだから」──阿部サダヲ主演の話題ドラマ『不適切にもほどがある』(TBS系)の第6話、第7話で突如、名前が飛び出した元プロ野球選手でタレントの板東英二(83)。同作で、1985年に放送されたドラマ『金曜日の妻たちへIII 恋に落ちて』で熱演する若き日の板東の姿が映し出された。

 思わぬかたちで名前が上がった板東だが、本人を巡っては、NEWSポストセブンが事実上の引退状態であることを報じている。3年前に板東の個人事務所が閉鎖されていたからだ。

 今回、改めて突然、消息を絶った板東の足取りを追った──。

 1958年、徳島商業高校のエースとして甲子園で活躍した板東は1959年に中日ドラゴンズに入団。現役生活11年で積み重ねた勝ち星は通算77勝。1969年に引退後は、解説者として活躍するかたわら、タレントや俳優としても活動した。

「俳優として『毎度お騒がせします』(TBS系)や朝ドラ『ええにょぼ』(NHK)に出演し、父親役が定着しました。また『マジカル頭脳パワー!!』(日本テレビ系)や『世界ふしぎ発見!』(TBS系)などのクイズ番組では、歯に衣着せぬ発言でスタジオを盛り上げました。また、大の“ゆでたまご好き”としても知られ、多い日は1日6個食べていたそうです」(スポーツ紙記者)

 しかし、2012年。順風満帆だったタレント活動が一変する。

「板東さんが役員を務めた事実上の個人事務所で脱税が発覚しました。名古屋国税局の税務調査によって7年間で約7500万円の申告漏れがあり、記者会見で板東さんは『カツラが経費として落ちると思っていた』と釈明しました。修正申告を行い、追徴税の支払いも済ませましたが、イメージダウンは避けられず、当時レギュラーで出演していた番組をすべて降板しました」(同前)

 近年は関西、中部圏のラジオ番組を中心に活動していたが、2020年3月に2年間出演していた『板東サンデー』(CBCラジオ)が突如、終了。同年9月には、約11年間続いた『板東英二のおばあちゃんと話そう』(MBSラジオ)も、本人の最終回出演なしに体調を理由に終了した。

「板東さんは2020年7月、ラジオ番組の収録直前に転倒して頭部を強打し、検査入院しました。しかし、2021年12月に清算人を務めた娘さんによって、板東さんが代表取締役となっていた個人事務所『E』は閉鎖され、解散。芸能活動も行ってなく、現在は事実上の引退状態となっています」(芸能プロ関係者)

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