スポーツ

【世界フィギュアスケート選手権開幕】りくりゅうペアを安藤美姫さんが解説 強さの秘密は「ふたりのバランスの良さ」

三浦璃来&木原龍一の“りくりゅう”ペア(2023年3月世界選手権。写真/共同通信社)

日本ペア初の世界王者にも輝いた三浦璃来(右)&木原龍一の“りくりゅう”ペア(2023年3月世界選手権。写真/共同通信社)

 世界フィギュアスケート選手権のシーズン最終戦が、カナダ・モントリオールで3月18日(現地時間)から開幕する。注目ポイントはどこにあるのか、元世界女王で現在はジュニア選手のコーチを務める安藤美姫さんが日本から出場する10人を独自の目線で解説する。

 特に優勝の期待が集まるのは三浦璃来&木原龍一の“りくりゅう”ペアだ。昨季は日本ペアとして初めて世界の頂点に立った。

「9歳年上の木原選手がペアの基礎を積んで、“お兄さん”として自信を持ち、三浦選手も全力で信頼している。ふたりのバランスの良さが強さに繋がっています」(安藤さん、以下カッコ内同)

 2022年夏は三浦が、2023年秋には木原が怪我を経験。

「お互いがもどかしい時期を過ごしたけれど、氷の上だけでなく普段からサポートし、支えあってきたことが、力になっています」

2022年12月GPファイナル。日本ペアとして初めて“世界一”に。「アクロバティックなツイストリフトやスローイングジャンプが見どころの1つです」(写真/AFLO)

2022年12月GPファイナル。日本ペアとして初めて“世界一”に。「アクロバティックなツイストリフトやスローイングジャンプが見どころの1つです」(安藤美姫さん)。写真/AFLO

 2024年2月の四大陸選手権で復帰し2位に。

「怪我明けの演技として不安もなく、ケアして強くなって帰ってきた印象です。世界選手権は練習拠点のカナダで開催されるので、時差や移動の負担も少ない。ポジティブに挑んで欲しいです」

【りくりゅうペアの歩み】
2019年8月:ペア結成
2022年2月:北京五輪・団体戦で銀メダル(暫定)※ロシア出身のカミラ・ワリエワ選手のドーピング違反によって当初の銅メダルから繰り上がった
2022年7月:三浦が左肩を脱臼し、休養
2022年12月:GPファイナル(トリノ)優勝
2023年2月:四大陸選手権(コロラドスプリングス)優勝
2023年3月:世界選手権(さいたま)優勝
2023年10~12月:木原の腰椎分離症のため欠場
2024年2月:四大陸選手権(上海)2位

関連キーワード

関連記事

トピックス

木本慎之介
【全文公開】西城秀樹さんの長男・木本慎之介、歌手デビューへの決意 サッカー選手の夢を諦めて音楽の道へ「パパの歌い方をめちゃくちゃ研究しています」
女性セブン
綾瀬はるかが結婚に言及
綾瀬はるか 名著『愛するということ』を読み直し、「結婚って何なんでしょうね…」と呟く 思わぬ言葉に周囲ざわつく
女性セブン
強く、優しく、凜とした母を演じる石田ゆり子(写真/NHK提供)
《『虎に翼』で母親役を好演》石田ゆり子、プロデューサーや共演者が驚いた“愛される力”「ストレスかかる現場でも動じない人」
週刊ポスト
「夢みる光源氏」展を鑑賞される愛子さま
【9割賛成の調査結果も】女性天皇についての議論は膠着状態 結婚に関して身動きが取れない愛子さまが卒論に選んだ「生涯未婚の内親王」
女性セブン
羽生結弦のライバルであるチェンが衝撃論文
《羽生結弦の永遠のライバル》ネイサン・チェンが衝撃の卒業論文 題材は羽生と同じくフィギュアスケートでも視点は正反対
女性セブン
“くわまん”こと桑野信義さん
《大腸がん闘病の桑野信義》「なんでケツの穴を他人に診せなきゃいけないんだ!」戻れぬ3年前の後悔「もっと生きたい」
NEWSポストセブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
中森明菜
中森明菜、6年半の沈黙を破るファンイベントは「1公演7万8430円」 会場として有力視されるジャズクラブは近藤真彦と因縁
女性セブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
昨年9月にはマスクを外した素顔を公開
【恩讐を越えて…】KEIKO、裏切りを重ねた元夫・小室哲哉にラジオで突然の“ラブコール” globe再始動に膨らむ期待
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン