日本のメダルラッシュに期待
男子は、世界王者の宇野昌磨、北京五輪2位の鍵山優真、若手の三浦佳生が出場。
「宇野選手はジャンプにとらわれず、芸術性を進化させています。鍵山選手はジャンプに大きな加点がつき、三浦選手は『進撃の巨人』のテーマ曲に合わせた迫力ある演技がみどころ。男子は全員表彰台を狙えますが、壁となるのがイリア・マリニン選手(米国)。4回転半の成功率が異次元で、緊張感ある接戦が予想されます」
女子は、坂本花織、千葉百音、吉田陽菜の3人が出場する。
「坂本選手はパワフルなジャンプと勢いあるスケーティング、千葉選手は美しく柔らかい滑り、吉田選手は成長を遂げている演技力に注目です。ロシア勢が不在のなか、ルナ・ヘンドリックス選手(ベルギー)がメダル争いの鍵になるでしょう」
ペア以外で世界選手権に出場する日本選手たちの魅力について、安藤さんが一人ずつ解説する。
【男子シングル】
・宇野昌磨(26)
「ジャンプ以外の部分にも磨きがかかり、今年のプログラムは落ち着いた雰囲気で大人の熟成されたスケートを見せてくれます」
宇野昌磨(写真/AFLO)
・鍵山優真(20)
「今季から元金メダリストのカロリーナ・コストナーさんにコーチを頼み、表現力やスケート技術を兼ね備えて、強くなっています」
鍵山優真(写真/アフロスポーツ)
・三浦佳生(18)
「4回転の飛距離がのびて、質がとても素晴らしい。若い勢いをバーンと出して欲しい」
三浦佳生(写真/アフロスポーツ)