芸能

香川照之の愛息・市川團子が主演のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」でキャスティングが“大揉め”していた

左・香川照之 右・息子の市川團子

香川照之(時事通信フォト)と息子の市川團子(インスタグラムより)

 東京・新橋演舞場で公演中のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」が注目を集めている。主人公の小碓命(おうすのみこと)を務めるのは、市川中車こと香川照之(58)の息子で歌舞伎俳優の市川團子(20)。澤瀉屋を代表する作品として公演は盛り上がりを見せているが、その裏では配役をめぐるゴタゴタも起きていたのだという。

 3月10日昼の部で通算上演1000回を迎えた「ヤマトタケル」。團子が「天翔ける心、それがこの私だ」──と名台詞を決め、白と銀で彩られた「白鳥姿」の豪華衣装で宙乗りして3階席へと飛び立っていく。すると、客席からは、感嘆の溜息とともに、その日までの澤瀉屋の数奇な運命を思ってなのか、すすり泣きが聞こえた。

 さかのぼる3月5日、読売新聞朝刊のインタビューに、香川が登場。昨年5月に「一家心中事件」を起こした四代目市川猿之助(48)が、團子に一対一で稽古をつけていること、事件については生前の父・猿翁には話しておらず、知らぬままで亡くなったこと、そして自身の「ブラ剥ぎ性加害スキャンダル」についても包み隠さず話し、大きな話題となった。梨園関係者が話す。

「昨年5月の事件の翌日、舞台に穴をあけてはならないと四代目の代役として舞台に立った團子はまさに『悲劇に立ち向かう主人公』として多くのファンを魅了しました。加えて、今年2月4日の『ヤマトタケル』初日の開幕前に行なわれた『澤瀉屋 送る会』では、会の終了後、中車さんが『團子は四代目に役について教わっている』という内容を明かし、近況が知れなかった猿之助さんの“生の様子”が知れたこともあって大変な評判を呼んだのです。

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