出待ちをしていたファンにサインをするダルビッシュ
大谷との対決前日にも、ファンを大切にするダルビッシュの貴重な姿を本誌・週刊ポストは捉えていた。
3月19日、17時頃に韓国・高尺スカイドームでの前日練習からホテルに帰ってきたダルビッシュは、近くのコンビニに立ち寄ってスポーツドリンクや水、スナック菓子などの軽食を購入していたという。居合わせた男性ファンが言う。
「ダルビッシュさんがコンビニから出たところで、別のファンが『大阪から来ました! サインお願いします!』と声を掛けていたのですが、ダルビッシュさんは『ここでは書けないのでホテルでお願いします』と笑顔で優しく答えていました。
ファンたちがその後、ホテル入口前で待っていると、約束通りホテルに戻ってきたダルビッシュさんが、待っていたファン全員にサインをしてくれたんです。聞いた話では、ほぼ毎日練習や試合から帰ってくる際にホテル前でサインに応じていて、ファンの間では神対応だと話題だったそうです」
わざわざ戻ってきてサイン&握手
ダルビッシュがファンを大切にする光景は、昨年2月にWBCの宮崎強化合宿のために来日した時にも目撃されている。当時、居合わせた男性はこう語っていた。
「総合格闘家の山本KID徳郁さん(ダルビッシュの妻・聖子さんの兄、2018年に死去)が都内で開いたジム『YAMAMOTO SPORTS ACADEMY(YSA)』前でたまたまダルビッシュを目撃したのでサインをお願いしたところ、『ちょっと待ってね』と言ってわざわざ荷物をジムに置いてから、戻ってきてサインを書いてくれました。写真撮影を快く受けてくれただけでなく、握手もしてくれました」
WBCの宮崎強化合宿でも、ファンを大切にするダルビッシュの背中を見て、「見習うようになった代表メンバーもいる」(スポーツ紙デスク)という。
背中で後輩たちに教えるダルビッシュの活躍が期待されるが、今シーズンでメジャー13年目となり、節目となる通算記録の達成が期待されている。日米通算200勝にあと4勝と迫り、メジャーでの奪三振数2000個にはあと69個で達成できる。