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【セ・リーグ順位予想】達川光男氏は「当てにいくんじゃけん」と巨人1位、広島2位 昨年優勝の阪神は「すべてがうまくいきすぎたよ」

達川光男氏に今季のセ・リーグの順位予想を聞いた

達川光男氏に今季のセ・リーグの順位予想を聞いた

 1980年代、広島の正捕手として活躍し、広島の監督も務めた達川光男氏。今季のセ・リーグの順位予想を聞くと、なんとカープを2位予想。「1位でなくていいのですか」と訊ねると、「そりゃ、いいに決まっとる。当てにいくんじゃけん」と力強く語り始めた。

【達川光男氏の順位予想】
1位・巨人、2位・広島、3位・阪神、4位・ヤクルト、5位・中日、6位・DeNA

広島の「得点力」が心配で2位予想に

 1位は巨人よね。去年までも力はあったけど、出し切っていなかった。

 阿部新監督が“魔法の言葉”を使こうたんよ。オフにキャッチャーがボールゾーンに構えとったけん、阿部は「打たれてもいいからストライクゾーンに放れ」「真ん中はアカンけど、コースを狙いすぎるな。“インコース寄り”“アウトコース寄り”くらいでいい」と言ったんよ。ストライクゾーンで勝負するというのは、キャッチャー出身の監督しか言えんけんね。これでピッチャーは間違いなく甦るよ。駒は揃っとるけん、あとは菅野(智之)の調子がよければ完璧よ。

 野手では、阿部監督を兄貴分と慕う坂本(勇人)と長野(久義)が“監督を男にする”と結束しているし、今年は球団創設90年なんじゃろ。そういう点でも巨人は勝ちにくるだろうからね。

 カープの2位は、やはり投手陣が揃っている。大瀬良(大地)が5番手だからね。九里(亜蓮)がいて、森下(暢仁)、床田(寛樹)、(トーマス・)ハッチと続く。6番手以降もアドゥワ(誠)、玉村(昇悟)、黒原(拓未)と、力をつけてきた若い子が控えとるけんね。中継ぎ以降も、矢崎(拓也)、島内(颯太郎)、栗林(良吏)は調子いいよ。

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