【ドバイワールドカップデーGⅠ参戦厩舎が勝っていない】
池江厩舎は海外遠征にも積極的だが、大阪杯でアルアインが勝った2019年はドバイへの参戦がなかった。同じく友道厩舎はポタジェが勝った2022年、春シーズンは海外レースへの出走がなかった。
該当馬=カテドラル、キラーアビリティ、スタニングローズ、タスティエーラ、ハーパー、プラダリア
【平成以降馬番12と14は勝っていない】
GⅡ時代は小頭数だったことも多かったが、それでも外枠は不利なのか13番、15番も1勝ずつ。ちなみにもっとも勝っているのは5枠の8勝。
該当馬=キラーアビリティ、エピファニー
【5番人気馬が勝っていない】
穴党が好きそうな人気順だが平成以降の35年間は未勝利で2着も1回しかない。1番人気馬が堅実で19勝、計28頭が馬券圏内に入っている。二桁人気馬も1勝のみ。
該当馬=?
生き残ったのはステラヴェローチェ。平成以降、前走が重賞ではないのにここを勝った馬は2頭しかいないが、いずれも大阪城ステークスからの参戦だったという共通点があるのが不気味(ただしGⅡ時代)。皐月賞、ダービーとも3着だった実力馬だし、ノーザンファーム生産馬。もう1頭のリカンカブールともども、しっかりディープインパクトの血を持っている。他は調教師が表彰式にいないかもしれないというだけのキラーアビリティ、ハーパー、プラダリアをあげておく。
【プロフィール】
東田和美(ひがしだ・かずみ)/競馬歴45年、一口馬主歴30年、地方馬主歴20年のエンタメ・ライター。2023年の出資・所有馬は138戦22勝、うち中央の重賞4勝。愛馬絡みの馬券を闇雲に買うことさえしなければ、馬券収支は大幅プラス。