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林寛子が振り返る“堀越高校とアイドルの時代” 「校門前に各社のマネジャーさんの車が縦列駐車」「学生服でテレビ局へ」

林寛子が学生生活を振り返る

林寛子が学生生活を振り返る

 1970年代~1980年代、クラスメイトだったらと憧れたアイドルにも、制服のスカートを翻して門をくぐった学生生活があった。林寛子は1972年に順心女子学園中学校(現・広尾学園中学校)に入学し、1975年に堀越高等学校に入学。「芸能活動コース」が設置された同校ならではの風景が印象に残っているという。

 * * *
 オーディション番組『君こそスターだ!』出演と歌手デビューで急にブレイクしたのが、中学2年の頃でした。劇的に忙しくなり、先生も驚いたんでしょうね。中高一貫校なのでそのまま高校に進む予定だったのに、校長先生に「こんなに売れると高校に通われても困る。堀越に行きなさい」と言われ、堀越を受験することになったのです。

 進学した芸能の「Dコース」(当時)は朝と夕に全学年合同でホームルームを行ない、授業は普通科のクラスに分かれる形でした。校門前は、授業が終わるのを待つ各社マネジャーさんの車が縦列駐車し、その間に“カメラ小僧”が望遠レンズを構え、芸能レポーターが時々いたり(笑)。

 当時は歌う番組が多く、同年代のアイドルは学生服でテレビ局に入っていました。日出女子学園高校の制服を着た山口百恵ちゃんと、制服談義に花を咲かせたことも。昔は楽屋がみんな一緒だったんですよ。

 高1の時に『素敵なラブリーボーイ』が大ヒットし、CM年間13本で国内外ロケも多く、レコーディング、ラジオ局回りと多忙でしたが、校内では普通科の同級生と仲良くなりました。欠席した授業のノートを見せてくれたり、普通に接してくれたりしたのが嬉しかった。卒業式では私が一番大泣きしていました(笑)。

【プロフィール】
林寛子(はやし・ひろこ)/1959年生まれ、東京都出身。子役を経て歌手デビュー。経営するカラオケサロン「ラブリー寛寛」で毎日ライブを開催している。

取材・文/上田千春

※週刊ポスト2024年4月12・19日号

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