会合参加のダンサーらは「世界で活躍する」と表現されていた(インスタより)
青年局長続投は組織として決定したという主張だ。しかし、藤山氏は納得しなかった。川畑氏が辞職しなかったため、今年2月に世耕弘成氏の事務所所長と面会し、懇親会の動画を見せたうえで、「世耕先生から彼に引導を渡してもらわんことには、誰も川畑君を辞めさせることができないとお願いした」と証言した。それについて、川畑氏はこう言う。
「世耕事務所からは辞職を求められたわけではなく、『藤山さんからこういう話がありました』という形で聞きました。それで先ほどの青年局の反省会のことを話して、『これは県連幹事長マターですよ』と。機関として決めて、幹事長の了解も得ているとお答えしました。
その後、3月に入って、初めて藤山さんから直接辞任を促されたんです。藤山さんが自分のスマホに入っていた動画を僕に見せて、『こういう動画、出るよ』『責任取ったほうがいいのではないか』という話をされた。
藤山さんの話を受けたその日に、改めて青年局でヒアリングして意思を確認し、先輩議員から山下幹事長に『青年局の思いは変わらない』と伝えていただきました。そしたら幹事長から『青年局全員集めてくれ』と言われて、山下幹事長と先輩議員と青年局全員が集まったんです。山下幹事長が『もう一回お前らの話聞かしてくれよ』とおっしゃって、青年局全員が気持ちは同じだと、1回目と同じことを伝えました。それで幹事長から『この話は一度収める』ということになって、その場は解散になったと記憶しています」
ところが、山下氏に聞くと、「(一連の川畑氏の申し出などについては)了承していません。今回の件では国民の皆様をはじめご支援を頂いている関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。今後再発防止に努めて参ります」と答えた。
どうやら食い違いがあるようだ。自民党の裏金議員の処分により、この懇親会については真相がうやむやにされてしまっているが、国民は決してこのことを忘れてはいない。