クァク・ドンヨン(27才)はヘインの奔放でおバカな弟・スチョルを好演

クァク・ドンヨン(27才)はヘインの奔放でおバカな弟・スチョルを好演(OSEN/共同通信イメージズ)

「涙」と「ファッション」

 ヒョヌ役のキム・スヒョン(36才)は、かつて“新・韓流四天王”と呼ばれ、彼が出演する作品に外れなしといわれる。23才で主演した『太陽を抱く月』(2012年1月〜)で頭角を現すと、『星から来たあなた』(2013年12月〜)や『サイコだけど大丈夫』(2020年6月〜)で人気を不動のものにした。

「キム・スヒョンは“泣きの天才”と呼ばれるほど涙を流すシーンに定評があります。ドラマのタイトルは『涙の女王』ですが、全16話にもかかわらず、キム・スヒョンの泣くシーンは全部で約40回。それぞれにさまざまな感情が入り交じっている彼の涙に注目です」(前出・田名部さん)

 ちなみに、作中ではキム・スヒョンの筋骨隆々とした上半身が披露される瞬間もある。対してヒロインのヘインを演じたキム・ジウォン(31才)も、『太陽の末裔』(2016年2月〜)や『私の解放日誌』(2022年4月〜)などでの演技力が際立ち、今作でも圧倒的な美しさを見せている。物語に彩りを添えたのは、財閥令嬢役であるキム・ジウォンの華やかなファッションだ。

「プラダ、シャネル、グッチ、セリーヌ、サンローランにディオール……ハイブランドのスーツやドレスを軽快に着こなすキム・ジウォンのファッションをまとめた動画が、ネット上ですでに100万回以上再生されています。『愛の不時着』でもヒロインの衣装が話題になり、当時ファッション誌で特集も組まれました。視聴者にとっては、その着こなしも楽しみの1つと言えるでしょう」(前出・田名部さん)

《お願いだから消えて》

「主演2人の相性のよさもさることながら、脇を固めたキャスティング陣は、韓国ドラマで重要な役を務めることが多い俳優ばかりという豪華さです。日本で話題を呼んだ『VIVANT』(TBS系・2023年)に通じるものがあると感じました」(前出・康さん)

 特に目が離せなかったと、多くのファンが振り返るのは、投資家のウンソンを演じたパク・ソンフン(39才)だ。ウンソンはふたりの間に割って入ろうとするばかりか、大財閥グループの乗っ取りまで画策する。

「主人公の恋敵として、最後の最後まで憎まれ役に徹しました。放送中にはあまりの熱演に、視聴者から本人のSNSを通じて《お願いだからふたりの間から消えて》というメッセージまで届いたそうです。ただ、作中では彼が悪役に転じてしまった悲しい背景や、さまざまな悪行に対する報いも描かれたことで、愛情の伝え方を間違っていただけで、彼にとっては“純愛”だったということが伝わり涙を誘いました」(前出・田名部さん)

関連キーワード

関連記事

トピックス

六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
板倉東洋大前駅Pの駅情報。1日平均乗降客数は2023年度で3,404人(東武鉄道HPより)
《大学名を冠した駅名は大学が移転したらどうなる?》東洋大学と北海道医療大学のキャンパス移転で、駅名を巡る「明暗」
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン
花の井役を演じる小芝風花(NHKホームページより)
“清純派女優”小芝風花が大河『べらぼう』で“妖艶な遊女”役を好演 中国在住の実父に「異国まで届く評判」聞いた
NEWSポストセブン
第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン