ゴルフ場でも撮影に臨んだ
人生初のグラビア撮影
年末年始は同い年でプロ同期の馬場咲希や與語優奈(よご・ゆいな)とタイで合宿を行って体力強化に努め、2月に行った宮崎での合宿中には福岡ソフトバンクのキャンプにも足を運んでプロスポーツの刺激を受けた。現在は父娘の師弟関係を解消し、松山英樹のマスターズ制覇を支えた目澤秀憲コーチの教えを仰ぎ、メンタルコーチのアドバイスも受けている。
「曖昧なアドバイスばかりのお父さんとは違って、目澤コーチはいろいろと理論的に教えてくださるのでスッと頭に入ります。親離れ? そうですね(笑)。プロでは3日間から4日間の戦いになる。体力と(ラウンド後に行う)練習のバランスの取り方が難しいですね。疲れを残さないためにとにかく寝ることを大事にしています。お風呂で疲れを取るのも大事だと思うけど、暑がりなので、湯船にあんまり浸からず、シャワーで簡単に済ませちゃうんですよね。あと、よく行くのは足つぼマッサージ! 試合会場の近くのところをいつも探して予約しています」
発売中の週刊ポストでは人生初というグラビア撮影にも臨んだ。終始照れくさそうにしていた彼女は、ふだんの「韓国風」よりおとなしめのメイクを施された。
「いつもアイラインを強めに引いているので、自分ではちょっと違和感が……(笑)。プロゴルファーとして、(ファンに)見られることも意識しています」
ゴルフの実力よりも、現在はビジュアルの話題が先行する。「結果はあまり気にしていない」とあえて口にしたのは、それだけ結果を求める彼女がいることの裏返しの言葉かもしれない。清本は言う。
「ずっと憧れているのはタイガー・ウッズ。そこはぶれません。ゴルフがうまいのは当然なんですけど、人を引き寄せるスター性がすごい。私もそんなプロになれたらいいな」
(文中敬称略)
取材・文/柳川悠二
撮影/藤岡雅樹