国内

【新宿タワマン刺殺】和久井学被告が接近禁止命令の後も続けていた「ネット・ストーキング」 被害者女性のライブ配信での一言で殺害決意か

被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者

被害者の平澤俊乃さん、和久井学被告

 またもストーカーによる痛ましい事件が起きた。東京・新宿のタワーマンション前で平澤俊乃さん(25)が殺害された。

 5月に逮捕された和久井学被告(51)は平澤さんの首や腹を中心に数十か所を刺すなど強い殺意が指摘されていた。

「和久井被告は2021年、平澤さんが上野周辺にガールズバーやキャバクラを出店するにあたり、1000万円超の現金を渡していた。その直後から和久井被告のつきまといはエスカレート。平澤さんも警視庁に相談、2022年5月にはストーカー規制法違反容疑で逮捕された。

 不起訴となったものの接近禁止命令が出された。その後はつきまといが収まり、平澤さんも2023年6月、接近禁止命令を更新していなかった」(全国紙社会部記者)

 その後の捜査で、和久井被告のストーキングはネット上で変わらず続けられていたことがわかった。

「平澤さんはSNSでたびたびライブ配信を行なっていて、和久井被告は複数の匿名アカウントでそれを視聴し続けていた。平澤さんもまさか和久井被告が視聴していると思わなかったのでしょう。配信では平澤さんが約2年前に結婚していたことなどプライベートをかなり明かしていた」(捜査関係者)

 事件当日も平澤さんは直前まで配信していた。

「平澤さんは恋愛観について語っていたのですが、“前にストーカーみたいなねちっこい人がいた”という発言を聞いた和久井被告は、平澤さんに否定されたと思い込み、殺害を決意したと供述している」(同前)

※週刊ポスト2024年6月28日・7月5日号

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン