機内でのショットも披露(Jon SooHooの公式インスタより)

機内でのショットも披露(Jon SooHoo氏の公式インスタより)

 3選手の自宅を襲った犯人グループは現時点で逮捕されていない。日本人もターゲットになった。2021年、ツインズの前田健太投手(36才)のロサンゼルス近郊の自宅に窓ガラスを割って3人組が押し入ろうとしたことがあった。早穂夫人(38才)ら家族は外出中で、大きな被害はなかったという。

 加えて気にかかるのは、近年のアメリカでは身代金を目的とした「ペットの誘拐」が多発していることだ。2021年、レディー・ガガの愛犬のフレンチブルドッグ3匹を散歩させていたペットシッターが銃撃され、犯人が犬2匹を奪って逃走した事件が起きた。

 異次元の富裕層が暮らすアメリカでは、日本では考えられないレベルの犯罪が多発している。いくら用心しても足りない国柄だけに、日本のテレビ局の報道には、現地の警察当局も呆れているという。

「もしかしたら、犯罪集団が近隣住民を装って高級住宅街を物色していたかもしれません。そうした人間に“大谷がここに住んでいる”と教えれば、凶悪犯罪者に標的を提供したようなものです」(現地警察関係者)

 とりわけ心配されるのが、真美子夫人の存在だ。銃社会で生まれ育ったアメリカ人は防犯意識が高いが、大谷の愛する伴侶は日本で生まれ、日本で育った。

「バスケ選手として現役時代の真美子さんは、熱心なファンのSNSにコメントを送るなど、ファンとの距離が近かった。ファンに自分のスマホを渡して写真撮影に応じることもありました。無防備で純粋な部分を持つだけに、犯罪がより身近な社会で、しかも住み慣れないアメリカでの生活には心配が募ります。

 ましてや大谷選手は、自宅に真美子さんとデコピンだけを残して遠征に行くことも多い。野球選手はスケジュールが明白で“遠征中で試合に出ている大谷は自宅にいない”ことは全世界が知る事実なので、自宅に真美子さんとデコピンしかいないときを凶悪犯に狙われたら……。愛する人を危険にさらすフジテレビの報道を、大谷選手が許せなかったのは当然でしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

 自分のためではなく、真美子夫人のために声を上げた大谷。そこには、家族を守ろうとする大黒柱としての覚悟が滲んでいた。

(了。前編から読む

※女性セブン2024年7月4日号

関連記事

トピックス

渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」
週刊ポスト
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)と浜田雅功(61)
ダウンタウン・浜田雅功「復活の舞台」で松本人志が「サプライズ登場」する可能性 「30年前の紅白歌合戦が思い出される」との声も
週刊ポスト
4月24日発売の『週刊文春』で、“二股交際疑惑”を報じられた女優・永野芽郁
【ギリギリセーフの可能性も】不倫報道・永野芽郁と田中圭のCMクライアント企業は横並びで「様子見」…NTTコミュニケーションズほか寄せられた「見解」
NEWSポストセブン
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
【斎藤元彦知事の「公選法違反」疑惑】「merchu」折田楓社長がガサ入れ後もひっそり続けていた“仕事” 広島市の担当者「『仕事できるのかな』と気になっていましたが」
NEWSポストセブン
「みどりの式典」に出席された天皇皇后両陛下(2025年4月25日、撮影/JMPA)
《「みどりの式典」ご出席》皇后雅子さま、緑と白のバイカラーコーデ 1年前にもお召しのサステナファッション
ミニから美脚が飛び出す深田恭子
《半同棲ライフの実態》深田恭子の新恋人“茶髪にピアスのテレビマン”が匂わせから一転、SNSを削除した理由「彼なりに覚悟を示した」
NEWSポストセブン
保育士の行仕由佳さん(35)とプロボクサーだった佐藤蓮真容疑者(21)の関係とはいったい──(本人SNSより)
《宮城・保育士死体遺棄》「亡くなった女性とは“親しい仲”だと聞いていました」行仕由佳さんとプロボクサー・佐藤蓮真容疑者(21)の“意外な関係性”
NEWSポストセブン
過去のセクハラが報じられた石橋貴明
とんねるず・石橋貴明 恒例の人気特番が消滅危機のなか「がん闘病」を支える女性
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《広末涼子逮捕のウラで…》元夫キャンドル氏が指摘した“プレッシャーで心が豹変” ファンクラブ会員の伸びは鈍化、“バトン”受け継いだ鳥羽氏は沈黙貫く
NEWSポストセブン
大谷翔平(左)異次元の活躍を支える妻・真美子さん(時事通信フォト)
《第一子出産直前にはゆったり服で》大谷翔平の妻・真美子さんの“最強妻”伝説 料理はプロ級で優しくて誠実な“愛されキャラ”
週刊ポスト
「すき家」のCMキャラクターを長年務める石原さとみ(右/時事通信フォト)
「すき家」ネズミ混入騒動前に石原さとみ出演CMに“異変” 広報担当が明かした“削除の理由”とは 新作CM「ナポリタン牛丼」で“復活”も
NEWSポストセブン
万博で活躍する藤原紀香(時事通信フォト)
《藤原紀香、着物姿で万博お出迎え》「シーンに合わせて着こなし変える」和装のこだわり、愛之助と迎えた晴れ舞台
NEWSポストセブン