芸能

七回忌を迎えた西城秀樹さん 改めて注目が集まる唯一無二のカッコよさ、兄貴肌な人柄、楽曲の素晴らしさ

'78年、「第9回日本歌謡大賞」で『ブルースカイブルー』を歌う西城さん

1978年、「第9回日本歌謡大賞」で『ブルースカイブルー』を歌う西城さん

 今年で七回忌を迎えた西城秀樹さん(享年63)。いま、改めてその魅力が注目されている。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが綴る。

ハットを投げた瞬間 アクションとともになびく髪がセクシー

 2018年5月16日、西城秀樹さんが蒼い空へ旅立たれて今年で七回忌。改めて秀樹さんの唯一無二のカッコよさとセクシーさ、面倒見のよい兄貴肌なお人柄、歌声や楽曲のすばらしさなどに各所から注目が集まっています。

 なかでも7月25日に放送された『SONGS』(NHK)で世界的なギタリスト、B’zの松本孝弘サン(63才)が“音楽のルーツ”として感謝や尊敬をこめて制作に臨んだアルバム『THE HIT PARADE II』(8月28日リリース)に収録されている『傷だらけのローラ』を、新浜レオンさん(28才)と共にパフォーマンスした場面が大反響を呼びました。

 そのとき少しだけ流れた映像の秀樹さんのセクシーさに、まずクラクラきてしまいました。決して猛暑のせいではありません!

 秀樹さんの衣装というと、没後もっとも映像が流れた『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』のスターズ&ストライプスを真っ先に思い浮かべてしまいますが、『SONGS』で流れたのは黒いシースルーにゴールドラメが施されたシャツと、黒いハットという装い。歌の途中でそのハットを投げた瞬間、激しいアクションとともになびく秀樹さんの髪がまたセクシーで……。

 テロップには「アイドルでありながら“ロック”を感じさせる激しいパフォーマンスが衝撃を与えた」という松本サンの“秀樹さん評”が記されていました。さらに松本サンは「男も憧れるアイドル」「いい曲もたくさんある」と説明されました。

 果たして、スタジオで披露されたレオンさんとのコラボでは、ギター演奏だけではなく、コーラス部分の「ローラ」を松本サンが歌ってくださる超豪華版。

 そして、何年も前から秀樹さんが出演していらした『NTV紅白歌のベストテン』(日本テレビ系)や『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)のビデオを繰り返し見続け、「どうしたら、こんなふうにセクシーに歌えるのだろう」と研究に研究を重ねてきたレオンさんに対しては、秀樹さんをデビューの頃から応援し続けてこられたファンの皆さんにも大好評。Xには「歌ってくれてありがとう」という感謝のポストが目立ちました。

 実はそんなファンの皆さんに、レオンさんが直接お礼を伝える機会がありました。それは5月16日に行われたフィルムコンサート『HIDEKI SAIJO 7th MEMORY「BIG GAME 2024」』東京公演。

 隣には、35年にわたりマネジャーとしてたずさわり、いまでも秀樹さんのイベントを手がけ、ファンの皆さんとの架け橋を守り続けてくださっている「アースコーポレーション」の片方秀幸さんの姿もありました。

 聞けば今年、お父さまと同じ道を歩み始めた秀樹さんの長男・木本慎之介サン(20才)や、『蒼い空へ 夫・西城秀樹との18年』(小学館)の著者で奥様の木本美紀さんから秀樹さんのお話を聞かせていただく機会もレオンさんにはあるそうです。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン