甲冑姿でご満悦の自撮り(本人SNSより)
斎藤知事の“前知事コンプレックス”
なぜ斎藤知事は前知事に対してコンプレックスを抱くのか。兵庫県庁のある関係者はこう明かした。
「なんの恨みがあってかわかりませんが、知事の井戸さん嫌いはすさまじく職員の間では名前を出すことさえもはばかられるようです。もともと、自分が前面に出られるようなことだけ推し進めて、興味のないものには見向きもしないタイプですが、特に前知事時代の政策に関してはバッサリと切り捨てまくっている 」
実際に斎藤知事は2021年に、井戸前知事が進めていた県庁舎の整備事業の一時廃止や一部の海外事務所の廃止を発表。さらに肝入りだった大規模アリーナの建設計画も凍結するなど、知事に就任した当初から前知事時代の政策に手を入れていた。別の関係者は知事に関する一連の疑惑を嘆きながら、こう漏らした。
「とにかくもう、知事は誰がなにを言っても聞かへん。かつて知事を支援した人でさえ、陳情があるからといって連絡を取ろうとしても『要件はなんですか。LINEでお願いします』などとあしらわれる始末で、ほかにも多くの人が頭を抱えていると聞きます。とにかく周りの意見を聞こうという姿勢が見られない。