一家を食い物にしていく(SWIPEDRAMA提供)
バイプレイヤー木下が驚いた「令和のドラマ」構成
木下はドラマや映画でバイプレイヤーとして活躍してきた。『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)や『半沢直樹』(TBS系)、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」など数々の作品に出演してきた。しかし、今作の撮影は驚きの連続だったという。
まずは作品構成。同作の1話は2分~2分半ほど。全28話視聴しても一般的なテレビドラマ1話分とそう変わらない。
「時代の流れなんですかね。最初は1話2分ちょっとでどう話を展開するんやと思ったんですが、1話に必ず起承転結を入れるんです。それで息つく暇もなくサクサク見てられる。“時代やな”とは思いました」
映像もスマホでの視聴を想定して縦長になっている。そのため撮影現場でも苦労が多かったという。
「縦撮影にみんな慣れてないので、 普通の撮影では映らない部分が映ってしまうんですよ。上に置いてあるセットの電球が映っているとか、下も足元に置いてある荷物が映ったりとか。みんな縦撮影は1年生なので『え、ここも映ってんのか』みたいに驚いてましたね。
カメラも普通のカメラをグイッと縦にする。だからカメラに入っているメーカーの名前も横向きで。まだここは原始的なんやと思いました(笑)。今後、縦撮り用のカメラもどんどん出ていくんやろうし、その1歩目を見てるような気がして、なんか嬉しかったですね」
アプリ「SWIPEDRAMA」上では全28話が公開されているが、YouTubeでも11話まで公開されている。SNS上では、大柄な体、舞台で培われた大声、そして「相手が嫌がることっていうのを常に頭の片隅に置きながら」行なったという木下の演技への反響が目につく。