表札には「TAMURA」の文字が
法廷で明らかになった田村一家の「過去」
それぞれ実家を出てからも、帰省などで年に一度ほどは妹と顔を合わせる機会があった。Aさんは法廷で、印象的だったという田村一家の様子をこう証言した。
「(瑠奈被告が)小学校に入る前だと思う。みんなで食事している場面でお味噌汁のお椀をぶちまけたことがありました。双方の家族と、少なくとも父はいたと思います。小さい子が間違ってお椀を倒したのとは異なっていて、味噌汁が天井に着くくらいだったと思います。飛び散ったということです。
うっかりこぼすのではなく、明らかに不機嫌な感じで、そのようなことが起きました。非常に可愛がっているってことなのかもしれませんが、(父母が娘を)咎めるっていうのは記憶にないです」
Aさんは、事件直後に浩子被告と連絡を取っている。