近藤が憧れてやまないレーシング界の大御所たちと。今年、誕生日翌日に、還暦祝いで「還暦マッチ」と書かれた赤いちゃんちゃんこをプレゼントされた
──還暦を迎えたときはどんな気持ちでしたか?
近藤:(三原に向かって)どう? 男と女ではとらえ方が違うだろうけど。
三原:私は本当に嫌ですね! だから意識しないようにしてます(笑い)。赤いちゃんちゃんこを着たらどうですか?って聞かれますけど、絶対に嫌だ、って本気で怒ります!
近藤:誰から言われるの?
三原:あのかたから(と言って、取材に同席していた男性を指す)。主人なんですけどね。
近藤:えー!! 年下の旦那さん、やっと紹介してもらえた! 初めまして(と、近藤は立ち上がって三原の夫に頭を下げる)。
三原:同じ辰年で二回り下だから、36才。
近藤:えーーータフだね。でもいいよね、すごくいいと思う。60才になると家族の存在って大きいよね。ぼくの場合は、仕事がないときはできるだけ家族と一緒に旅行する。といっても1泊か2泊で国内旅行をするくらいなんだけど。ふだんはレースやコンサートで家を留守にしがちだから、できるだけ一緒に過ごす時間を増やしたいと思っている。だから嫁と2人だけで旅行に行くこともあるよ。
三原さんの場合、旦那さんが秘書ってことは、家でも仕事でもずっと一緒ってことだよね?
三原:そう。彼は夫というより家族。私がメンタルをやられそうになっても、彼がいてくれるから癒されるし、支えにもなる。