ヤンキー・スタジアム内の売店で販売されている大谷翔平とアーロン・ジャッジのコラボレーショングッズ(時事通信フォト)
「母がいなかったら、僕はニューヨーク・ヤンキースに入れなかったと思う。子どもの頃に母が僕に与えてくれた善悪の区別、人への接し方など、そういったこと全てが母のおかげで、今の僕がある」
もちろん、父親のことも深く尊敬しており、過去に「父はいつも私のヒーローで、どんなとき尊敬している人」と話していた。
ジャッジは現在も慈善活動に励んでいる。
「彼は2018年にアーロン・ジャッジ・オール・ライズ財団を設立し、母親を事務局長に任命しました。財団では、子供向けのキャンプやプログラムなどを企画しているほか、地域に密着した団体に小規模な助成金プログラムを提供しています。
そういった活動が評価されて、昨年、『ロベルト・クレメンテ賞』を受賞しました。これは慈善活動に励むメジャーリーガーを評価するための賞で、『MVPより価値ある賞』という声もあります」
選手としての実績はもちろん、好感度という点でも、大谷にとって、ジャッジは“最大のライバル”と言えそうだ。