スポーツ
大谷翔平「世界一の祝辞」

《もはや歴史上の人物です》大谷翔平に魅了された女優・水沢アキ「差別が激しい国で“日本人ってすごい”と知らしめてくれた」

ドジャー・スタジアムへ足を運んで観戦するほど大谷ファンの女優・水沢アキ

ドジャー・スタジアムへ足を運んで観戦するほど大谷ファンの女優・水沢アキ

 ドジャースの大谷翔平(30)が悲願のワールドシリーズ制覇を成し遂げた約1か月前。大谷の大ファンを公言する女優の水沢アキ(69)は、現地9月26日のナショナル・リーグ西地区優勝の瞬間に立ち会っていた。以前は野球のルールすら満足に知らなかったと語る水沢だが、エンゼルス時代の大谷翔平(30)のインタビューに魅了され、今年はドジャー・スタジアムで2試合を観戦した。ワールドシリーズ中は大谷の一挙手一投足を追い、ハラハラしながら観戦したという水沢が、大谷への熱い想いを語ってくれた。

 * * *
 大谷選手がインタビューで何度も感謝の気持ちを言葉にし、試合中にごみ拾いをすることなどを知り、彼の人間性に惹かれたのがファンになったきっかけでした。特に彼が高校時代に書いた「人生設計シート」の存在を知って驚きました。私も計画魔なので、80歳で入居する老人ホームも決まっているし、お墓も買っています。すでに死ぬ準備万端なんです(笑)。だから、すべて細かく計画し、それを実現するために最大限の努力をしている大谷選手にすごく共感したんです。

 私のような昭和の時代の芸能人ってみんな苦労したんですよ。芸能界の荒波を渡っていくのに何が大事かっていったら忍耐と努力しかないの。どんなにつらくても仕事に行く。吐くほどの頭痛でも仕事に行く。そういう時代を経てきているので、努力を積み重ねて夢を達成しようとする彼の姿勢が、まさに私だ!と思ったんです。スケールは全然違いますけれどね(笑)。それが大谷選手に惹きつけられた理由の一つです。

 そして二つ目の理由は、私は中学1年生の時に英語に夢中になり、24歳でアメリカに留学したこと、のちに国際結婚をしたこと、アメリカに頻繁に行っていることが関係しています。アメリカでは住めば住むほど、アジア人に対する差別を感じるようになります。大好きなんだけれど、ニューヨークは特に厳しい街です。そういうアメリカの中で、大谷選手が「日本人ってすごい」って知らしめてくれたのが嬉しかったんです。

 ドジャー・スタジアムで観戦したのは、現地7月2日の「ジャパン・デイ」と、パドレスに7対2で勝利し、ナ・リーグ西地区優勝を決めた9月26日。自分でMLBの公式ホームページでチケットを取って一人で行ったのですが、2回とも記念的な日になりました。特に27日は球場のファンみんながドジャースを勝たせたいという思いで団結し、私も「レッツ・ゴー・ドジャース!」パンパン、パパパンと手拍子を打ち、声が枯れるまで応援しました。ドジャー・スタジアムの売店で買った「50ー50」達成の記念ボールも私の宝物です。

関連キーワード

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン