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《天皇皇后両陛下の前で“着崩れ着物”》林芳正官房長官のX投稿夫婦写真が炎上 石破内閣が「だらし内閣」のイメージを打破するのに立ちはだかる“高い壁”

記者会見する林芳正官房長官(時事通信フォト)

記者会見する林芳正官房長官(時事通信フォト)

 着物姿をSNS投稿するのは勇気が必要と以前からよく言われる。その理由としてダメ出しをする「着物警察」の存在が指摘されているが、今回のダメ出しはそれ以前の問題だった。林芳正官房長官がXに投稿した夫婦の正装写真から、臨床心理士の岡村美奈さんが、石破内閣のイメージ戦略に足りないものを指摘する。

 * * *
“この着こなしは失礼にあたるのでは”と物議を醸している写真が、林芳正官房長官のXに公開されている。林氏が投稿しているのは、妻・裕子夫人とのツーショット。12月9日、皇居にて行われた皇后陛下の誕生日祝賀式典に夫婦で参列した時の写真だ。

 林氏は白のネクタイに黒のモーニング。隣に立つ裕子夫人は可愛らしい花柄が施された明るい薄紫の訪問着に、金糸の入った白っぽい帯と同じ色合いの帯締めを締め、明るい茶色の髪を後ろに1つにまとめている。皇居での祝賀式典のため、正装の着物で出かけたのだろう。だがその姿は、どう見ても素敵なとは言えず、かなりぐずぐずに着崩れているのだ。

 その人が着ている服装や着こなしには、その人の心理や意識、性格などが表れると心理学ではいわれている。被服心理学や服装心理学、ファッション心理学などと呼ばれる分野では、服装やファッションは意識的にしろ無意識的にしろ、その人となりを表すと考えられている。そして服装は、それを見る人の心を動かし、印象付ける力も持っている。

 彼女の着物や着崩れが指摘されたポイントはいくつもある。1つは色合い。かわいい薄紫の着物は年齢や場所に合わないだけでなく、顔色とも合っていない。おそらく若い頃に誂えたのだろう。袖丈が短く、手首が出てしまっていて、彼女の体型や今の着物のトレンドには合っていない。着付けでいえば、帯締めの位置がやや下すぎだし、きれいに整っていない。白の帯揚げは帯から見えすぎで、おはしょりは斜めになってぐちゃぐちゃ。脇にはシワが寄っている。着物は基本、裾に向かってすぼまるように着付けるものだが、彼女の着物は裾に向かって広がっている。

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