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《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量

老舗かまぼこ店『伊勢兼商店』の若女将・杉山瑞希さん

老舗かまぼこ店『伊勢兼商店』の若女将・杉山瑞希さん

“憧れの舞台に立ちたい”という思いと、魚肉タンパク質の力を証明するため、日々筋トレに励む老舗かまぼこ店『伊勢兼商店』の若女将・杉山瑞希さん(35)。しかし、激しいトレーニングメニューや食事制限などによって、精神的に追い詰められることもあるという。さらには、実際に筋トレを始めるまで思いもよらなかった“女性ならではの悩み”も立ちはだかり──。“筋肉道”を突き進む瑞希さんが、日々の苦悩と葛藤を赤裸々に明かす。【全3回中の第2回。第1回から読む】

 * * *

──ボディメイクで最も気をつけていることはなんですか?

「やっぱり食ですね。主に白米と自社で作ったちくわを食べて、添加物と油を摂らないように気をつけています。脂質は、アーモンドや納豆、卵の卵黄から摂るようにして、サラダ油とかは一切使わない。食生活を変えたことで肌も綺麗になったし、髪もツヤツヤになりました。花粉症も軽減されたので、よいことも多かった印象ですね。でも減量中に夫が隣で普通にメロンパン食べたり、ファミレスでアイス頼んだりしているのを見ると、ちょっとイラつくというか、ズルいなって思います(笑)」

──ストイックですね。ファミレスでは何を食べるんですか?

「サラダに、パサパサのお肉とご飯。ご飯も食べないときはありますね。あと、家族で行きつけのファミレスがあるんですけど、店員さんと顔馴染みなので『すみません、私だけお弁当持って行っていいですか?』ってお願いして、お弁当を持ち込んでいます。『ドリンクバー頼むのでいいですか。夫と子どもは普通に注文するので』って。店員さんも私たち夫婦を応援してくれているので、『いいですよ』って許してくださる」

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