『NABBA JAPAN GRAND PRIX FINAL 2024』では、大会初出場ながら入賞という成績をおさめた
──地元の方にも支えられて、挑戦を続けられているんですね。
「地元の方や周りの人たちには、本当に感謝しています。トレーナーが週ごとや月ごとの目標体重や目標筋肉量を設定してくれるのですが、本当にシビアなのでよくメンヘラになるんですけど。夫やトレーナーや筋肉仲間に『大丈夫かな?』って相談して、『大丈夫だよ!』『絞れてるよ!』って言ってもらって、なんとか頑張れているって感じです。数値がすべてじゃないけど、やっぱりそれで不安になることも多いので」
──家の中からすでに「キレてるよっ!」「絞れてるよっ!」って声かけをしているんですね。ちなみに、精神的に落ち込んだ時はどうやって気晴らしされているんですか?
「私が食べたいものをみんなに買いあたえて、隣でその匂いを嗅ぐ(笑)。夫がアイス食べているときも『匂い嗅がせて』って言って嗅いで、『あ、大丈夫。これ食べたことある匂いだ』って納得するっていう。
でも一回だけ、泣いちゃったことがあって。小田原の有名な生ガトーショコラがあって、その抹茶味の試作品を夫が貰ってきたんです。それで、チョコ味は食べたことあるし多分大丈夫だから、って嗅がせてもらったら……嗅いだことない匂いで(泣)。あの時は超泣きましたね。大会終わってから、ご褒美に買ってもらいました」
──ちなみに女性と男性で、ボディメイクに違いはあるんですか?
「トレーニング内容は変わらないと思いますが、女性ホルモンが多いと筋肉がつきづらいというのはあります。なので、女性のボディビルダーは女性ホルモンが減ってくる50代以上になると選手が多くなるんですよ。『伊勢兼』のお客さんに、もう孫もいる女性のボディビルダーがいるんですけど、神奈川県で1位取れるんじゃないかってくらいバッキバキで、凄いんです。
あと、そもそもボディビルダーほど筋肉質な女性ってほぼいないので、減量期の末期に銭湯とか行くと、周りの視線がとても気になりますね。タオルで絶対に隠しちゃいます」
