20歳になったばかりだった岡崎さん(親族提供)
「警察の発表にある“一部白骨化”なんてもんじゃない。なかでも特に顔の焼け具合はひどくて……ガイコツがもう真っ黒こげで、すごく、かわいそうだった。『俺のものにならないなら、ぐちゃぐちゃにしてやる』みたいな、歪んだ感情があったんじゃないかと思いました。こんな残虐なことができるなんて、人間じゃないよ」(彩咲陽さんの祖母の姉)
取材は2時間以上にわたったが、最後まで怒りや悲しみ、やりきれない思いが止めどなく湧いてくるようだった。
「なぜあんな男を選んでしまったのか、私にはよくわからない。居心地の良さを感じていたのかもしれないけど、ほかに彩咲陽を好きになってくれる人なんていっぱいいただろうに……。
中学校の時には、陸上大会の選抜に選ばれるくらい足も速かったし、肝も据わった子だから、生きていれば走ってでも逃げたはず……すごく怖かったと思う。
警察の対応にも、納得していません。彩咲陽は何度も警察にストーカーの相談をしていたのに、『相談を受けた認識はない』なんて発表して……。白井が怪しいなんて、素人でもわかることでしょ。謝罪の言葉もないし、もうあの組織は信用できませんよ。
彩咲陽には特に夢とかがあったわけじゃないけど、まだまだこれからだった。『次に生まれ変わったら、もっと幸せに生きてね』と、ただそれだけ伝えたいです」
警察は殺人の疑いも視野に、現在も調べを進めている。
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