「物の見方や感じ方など、すべては自分次第だということに行き着きました」
留学して行き着いた「すべては自分次第」という境地
──留学先として、マレーシアを選んだ理由は?
その頃、母の知り合いでマレーシアに移住した方がいて、おすすめされたのがきっかけです。
──日本では周りに合わせるコミュニケーションが苦手、といった話がありましたが、海外ではどうでしたか?
海外に行っても行かなくても、人と関わるスタンスは自分次第なんだなということを学びました。海外でも同調圧力はあります。ただ、日本だと意見が合わなかっただけでキャンセルされるけど、それはないなと感じました。
──留学した後、1年半ほどでコロナ禍が来てしまいますね。
1年半だけでも留学できてよかったです。その間でアイデンティティの形成ができたという実感があって。いろんなバックグラウンドがある人の中で、自分は何を強みにしたいのか、自分自身とじっくり向き合う貴重な時間でした。娯楽がないので、暇なんですよ(笑)。
そこで、物の見方や感じ方など、すべては自分次第だということに行き着きました。自分の姿勢で、見える世界はめちゃくちゃ変わるということに気がついて。
──海外では、「子役」をしていたかどうかは関係なく生活できましたか。