記者会見に臨むディップ社長・冨田英揮氏と、ブロンコス20の代表取締役・小竹克幸氏
最も強く、最も人気のあるチームへ
B3である、さいたまブロンコスのオーナーになることを決めた理由については、冨田氏はこう語った。
「関東圏、とくにさいたま市という大きなマーケットに魅力を感じました。社員の多くが関東圏に在住しており、地域に密着したチーム運営が可能と判断したのです。
決定打になったのは徳島ガンバロウズとの試合を観に行った時のことですね。その試合でブロンコスは負けてしまったんですが、そこからこのチームを応援したい、育てていきたいと強く思うようになったんです。ブロンコスを“最も強く、最も人気のあるチーム”に導いていきたいと思っています」
ブロンコスはすでに補強にも着手している。B1経験者を含む実力派の加入が予定されているという。現在のBリーグは改革期にあり、、2026年からはB1からB3までに分かれる現在のカテゴリーを再編し、トップカテゴリーの「Bリーグプレミア」を設置する。チームを運営するブロンコス20の代表取締役・小竹克幸氏は「今シーズンはB3の最終年になる可能性がある。だからこそ、有終の美を飾りたい」と会見で語った。
ブロンコスは2030-31シーズンのBリーグプレミア参入を目標としているといい、会見の最後、冨田氏はこう力強く宣言した。
「最初の言葉は嘘じゃなかったと、将来証明できるように全力を尽くします」
気鋭の企業の全面サポートによる下部リーグからの挑戦はどのような結果となるのか。注目が高まっている。