地元は山口の防府市
全然違和感がなかったですね。普通の人はきっと違和感を持つと思うんですけど、私自身はまったくそんなふうに思ったことがなくて。西洋の芸術作品は普通に裸が描かれているし、自分もそういう写真を撮るんだっていう気持ちでいたので、いやらしいという感覚は全くなかったです。
────そこからモデル活動を始めていったんですね。
SNSでヌードではない写真をアップしたりするようになってから、アマチュア写真家の人たちから見てもらえるようになって、それから撮影依頼が来始めたという感じです。最初のほうは写真が素敵だなと思った写真家さんに連絡をとったり、いろんな写真家からリスペクトされている写真家さんをリサーチしてお声がけしたり、自分からガンガンいくこともしていました。そうして私の存在を知ってもらいました。
当時はまだ正社員として働いていたので、土日に副業みたいな感覚でやっていたんですけど、モデル活動が忙しくなりすぎて、10か月くらいでお給料よりモデルの収入が上回るようになって。正社員をやめてアルバイトをしながら、モデルの仕事の時は山口から東京や地方の撮影場所に向かうという生活をつづけていました。モデルの仕事一本に絞って東京に出ることにしたのが、活動開始から1年9か月くらい経った、昨年6月です。
────どういう料金体系で仕事を受けているのでしょうか?
衣装によって1時間の料金が変わります。「私服撮影」が7000円、「川・雨・海などの濡れ撮影」が1万円、「水着・ランジェリー撮影」が1万8000円。「ヌードアート撮影」は3時間プランで5万円です。長時間プランも設けていて、私服撮影は8時間で4万8000円です。交通費は別途いただきます。上京するまでは8~9割がヌード撮影でしたが、今は7割がヌードといったところです。