海外SNSで大流行している“ニッキー・チャレンジ”(Instagramより)
いま、海外ではSNSを中心に「ニッキー・ミナージュ・チャレンジ」と称される動画や画像が流行しており、物議を醸している。
流行の発端となったのは、2013年に米ラッパーのニッキー・ミナージュ(42)が発表した楽曲『High School』のミュージック・ビデオに登場するワンシーン。ピンヒールを履き、腰を落とした状態で足を組んで静止するニッキーの独特なポーズを真似する女性が続出したのだ。
「#nickiminajchallenge(ニッキー・ミナージュ・チャレンジ)」のハッシュタグをつけた投稿は、日本時間8月22日時点でインスタグラム上で現在12万件近くにも及ぶ。
米歌手のシアラをはじめとした現地有名人も次々に動画を投稿するなど、10年以上の時を超えてまさかの大流行となったが、一方でこのチャレンジを巡って懸念の声も噴出しているという。大手紙国際部記者が解説する。
「流行が広がるとともに、徐々に危険性を伴うチャレンジを行う投稿者が増えてきました。積み上げた鍋やビンの上でバランスをとるチャレンジャーが続出。ついには、チャレンジ中に転倒し重傷を負うインフルエンサーまで出てきてしまいました」(大手紙国際部記者)
事故を起こしたのは、ロシアのインフルエンサーであるマリアナ・ヴァシウク(32)。キッチン台の上にベビーミルクの容器を積み上げ、ピンヒールでその上に登ってバランスを取る姿勢で撮影に臨んだところ、誤って転倒してしまったという。
「病院に搬送されたマリアナさんは、医師に脊椎の圧迫骨折と診断され、3ヶ月間はコルセットを着用しての生活を余儀なくされたそうです」(同前)