ホテルへの出入りは「強い証拠」となるという(イメージ)

ホテルへの出入りは「強い証拠」となるという(イメージ)

 離婚調停や離婚裁判でガチガチに法廷バトルをすることになった場合、当然相手方にも弁護士がつくことになるので、解釈の余地がある証拠に対しては必ずアレコレ(苦し紛れな)言い訳をしてくるもの。そうなってくると、これらの証拠単体では弱く、確実に「不貞行為」があったことを立証するための証拠としては使えない。

・異性とふたりでラブホテルに出入りしている写真や動画
・異性とふたりでビジネスホテルに出入りしている写真や動画
・異性とふたりで相手の家に宿泊している写真や動画
・異性とふたりで温泉旅館に宿泊している写真や動画

 これらは強い証拠。特にラブホテルの出入りの写真や動画の証拠はメチャクチャ強い。

 なぜなら、ラブホテルは社会通念上「セックスをするための施設」として広く知られているから、言い訳が通用しない決定的な不貞の証拠といえる。

 また、ラブホテルほどではないにしても、ビジネスホテルの出入りや、相手の家や温泉旅館でのお泊まりともなれば、証拠の強さとしては十分。

 法廷で「不貞行為」の立証を確実にするには、このレベルの強さの証拠が必要となる。
そして、必然的に僕ら探偵が提供することになるのは、こうした「強い」浮気の証拠の写真や動画となるのだ。

 さて、この段階で割と多くの方が誤解していることについても書いておこう。

 調査の過程で依頼者さんから「……でも不貞の証拠は複数回撮らないといけないんですよね……?」と聞かれることがたまにある。なんでも、不倫されたことをきっかけに情報を集めだした依頼者は、ネット記事でそのようなことを知ったのだという。

 実際にネットで検索をしてみると、

〈不貞の証拠の撮影はラブホテルなら1~2回 ビジネスホテルなら3~4回 相手の自宅なら4~5回 くらい複数回押さえたほうがいい!〉

といった趣旨のことが書かれたサイト記事がちょこちょこヒットする。

 ちなみにこうした内容が書かれているサイトは、
・アフィリエイターが書いた広告サイト
・探偵会社が書いたコラム記事
・実力の乏しい弁護士が書いたコラム記事
のいずれかであり、それぞれの立場からのポジショントークに過ぎない。

多くの依頼者さんのその後の判決結果を知る僕から言わせてもらえば、たしかに不貞の証拠の撮影は複数回あったほうが好ましいが、必ずしも複数回必要かといえばそうでもない。事実、僕が手がける浮気調査の依頼の約9割が、1回の不貞の撮影で調査を終了している。

 なぜなら、僕が撮る証拠が、すさまじく強力だからだ。

第2回に続く)

【プロフィール】探偵小沢(たんていおざわ)/大学卒業後に新卒で探偵になる。探偵歴は15年で手掛けた依頼は1100件以上。YouTube・ラジオ・雑誌取材やバラエティ番組などの各種メディア出演をしている日本で唯一の現役私立探偵。

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