家宅捜索が行われた東京・港区の新浪会長の自宅
「朝10時頃に外出した時は、いつもと変わらない静かな雰囲気だったのに……。いま帰ってきたらこの騒ぎで、何があったのかと本当に驚きました。新浪さんがお住まいなのはお隣さんから聞いて知っていましたが、直接お見かけしたことはありません。家宅捜索があったなんて、全く知りませんでしたね」
現場の混乱ぶりを、警備員の男性はこう証言する。
「今日の昼過ぎからだんだんマスコミの車が増えてきてね。路上駐車で渋滞にもなるし、それで警察も来た。この辺りはフリースクールがあって、ちょうど親御さんが子どもを迎えに来る時間帯と重なって、人や車でごった返しているよ」
以前もカリスマ経営者が大騒動
近所に住む女性は以前にも大騒動があったと振り返る。
「マンションの最上階には、かつてカルロス・ゴーンさんが住んでいて、近くのスーパーマーケットでも見かけました。逮捕された時の報道陣の数は、こんなものじゃなかった。もっとすごかったですよ。ただ、このマンションは実際に住んでいる人より、投資用や事務所として使われている部屋が多い印象ですね。日曜の夜なんか、明かりがついている部屋はまばらだから」
女性は、家宅捜索があったとされる8月22日の朝も、この周辺を歩いていたという。
「その日(家宅捜索当日)の朝8時半ごろに散歩しましたが、警察官などはひとりも見かけませんでした。本当に静かな朝でした。それが今日、夕方になって外に出てみたらこの騒ぎでしょう。本当にびっくりしました」
警察の今後の捜査が注目される。