羽生結弦の被災地アイスショーでパワハラ騒動が起きていた(写真/アフロ)
プロスケーターの羽生結弦(30才)が座長を務め、2023年から3年連続で3月11日前後に羽生の地元・宮城県で開催されている『notte stellata』(以下、ノッテ)をめぐって、パワハラ騒動が起きていたことが『女性セブン』の取材でわかった。
ノッテの関係者が明かす。
「現在、来年の第4回公演に向けた準備が進められています。しかし、2023年の初回公演から運営幹部としてノッテに携わるA氏による、スタッフへの強い当たりが目に余るのです。
ミスに対し“お前何やってんだよ!”“もう口もききたくない”“帰ってくれと吐き捨てるように言ったり机を叩いたりするほか、休日や夜遅い時間でも関係なく業務上の即座の対応を求められた人もいて“これはパワハラだよ……”と嘆く声も聞こえてきます」 A氏はアイスショーの興行が専門ではなく、もともとは日本テレビの番組に携わる映像ディレクター。羽生との関係は長年にわたる。
「初めは取材者と取材対象者という関係性の2人でしたが、東日本大震災の取材などを通して羽生さんとのかかわりを深めていきました。次第に羽生さんだけでなく、羽生さんの家族からも絶大な信頼を得るようになりました」(日本テレビ関係者)
羽生が「神様」「お師匠様」と崇める狂言師の野村萬斎(59才)と引き合わせたのもA氏だったという。
羽生は2014年から2022年まで毎年、日本テレビ肝いりの『24時間テレビ』に出演していた。
「これもA氏との関係性によるところが大きいといわれています。いつしか羽生さんサイドと連絡を取るには、A氏を窓口にしないといけないという暗黙の了解が出来上がりました。もちろん、その方が話がスムーズに進む側面もありました。
一方で、“羽生さんがこう言っているから”と言われてしまえば誰もA氏には反論できず、一部スタッフの間ではA氏の言うこと=羽生さんの意思と捉えるようになっていきました」(前出・日本テレビ関係者)
ノッテの実現にもA氏が一役買ったという。
「3・11を風化させないためにどのような取り組みが出来るのか議論や模索を重ねた2人は、『アイスショーを宮城で実施してはどうか』という結論に至ったそうなんです。それがノッテ公演の開催につながりました。羽生さんからすれば、“A氏なくしてノッテは実現しなかった”という気持ちでしょう。
限られた人にしか心を開かない羽生さんにとって、A氏は“心から信頼できる仲間”のひとりなのです」(前出・日本テレビ関係者)
本誌『女性セブン』が取材を進めると、ノッテに関する複数の内部資料が関係者からもたらされた。そこにはA氏をめぐる、過去のノッテでの言動が記されていた。