自宅まで部下と共に移動していた市長(Facebookより)
「私の知人女性が夫であるB氏の不倫を疑い、彼女と友人たちとでご主人の尾行を始めたんです。すると彼女のご主人が会っていたのは小川市長でした。B氏は仕事関係で市長とも接点があったようです。そこで、市長の行動も合わせて追いかけてみようとなりました」
AさんらがB氏および小川市長を追ったところ、バーの個室で食事をしているところを確認したのみで、直接的な不貞行為は認められなかったという。しかし──。
「同時期、市長は別の男性とかなりの頻度で会っていたんです。初めて目撃したのは今年2月のこと。市長は周囲を気にしながら、男性の車に乗り込んでいました」
B氏への疑義は残ったものの、Aさんらはひとまずそこで追跡を取りやめた。しかしB氏の行動に再び不安を感じた妻は、再びAさんらに相談。B氏と小川市長の動向を確認することになったという。
「それが今年7月頃です。Bさんの行動を確認してわかったのは、小川市長は2月に会っていた男性との関係を継続しているようでした。実は、私はその男性に見覚えがありました。Xさんという方なのですが、前橋市の幹部でとてもまじめな方。ただ、彼には妻子がいます。小川市長は独身ですが、Xさんが妻帯者であるとご存じないはずはないので、問題なんじゃないかって……」
確認したところ、小川市長とX氏のラブホテルでの密会がキャッチされたのは、7月から9月上旬までに昼や夜など、土曜日を含めて計7回。取材班が調査したところ、その証言が事実であることも確認できた。一番よく利用しているのは、郊外のロードサイドにある低層のラブホテルで、部屋ごとに駐車場がついているタイプの施設だった。
逢瀬を重ねる際、小川氏もX氏もスーツ姿であることが多かった。平日の夜や休日に会うことが多かったが、8月のお盆時期には、2日連続でラブホを訪れていた日もあった。冒頭のように、群馬県内に「記録的短時間大雨情報」が出ていた9月10日も、午後6時すぎから午後10時前まで、2人はラブホテルにいた。大雨や雷雨、竜巻などへの注意を市の防災危機管理課が市民にLINEなどで喚起した時間帯と、2人がホテルに滞在している時間は重なっていた。
別の市関係者が話す。
「この日、市の防災危機管理課は夜まで情報収集などにあたりました。県北部の沼田市などでは町が浸水被害に合うなど緊迫した状況にありました。市長は災害などがあった場合に、その長として指揮する立場にありますが、その日はすでに退庁していました」
9月中旬にも2人の姿はラブホテルにあった。9月16日、NEWSポストセブン取材班は市長がX氏とラブホテルを訪れたことを確認。本人たちに話を聞くため、翌17日も市役所に向かうと、18時すぎ、市長は送迎の公用車に乗るべく庁舎外に姿を現した。笑顔で車に乗り込んだ市長。その行き先は、直線距離でわずか500メートル先の薄暗い路地だった。記者は、そこから“2日連続”となるラブホ密会を目撃した──。