日本出身、モンゴル出身の横綱がいることでメニューの選択肢に幅が

弁当が発売されなかった大関も

 土俵では優勝争いから脱落した大関・琴櫻の弁当もあるが、「力士弁当の場合、ファンだから買うというのではなく、やはり中身ですかね」(売店販売員)ということで売店では琴櫻も健闘しているという。それでも、優勝争いを展開する大の里と豊昇龍が一歩リードする。

「いまはモンゴル出身の横綱と日本出身の横綱・大関ということで、メニューの選択肢に幅が出てバランスが取れているが、かつて白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱と大関に照ノ富士がいた時代は、かなり中身が洋食に偏って苦戦した時代もあった」(協会関係者)

 当時、『白鵬弁当』はメインのおかずが鶏の竜田揚げ・油淋鶏ソースと揚げ餃子、『日馬富士弁当』は牛焼肉と唐揚げ、『鶴竜弁当』はロースとんかつと牛サイコロステーキ、『照ノ富士弁当』は厚切り牛タンと春巻といった具合だった。

 稀勢の里、豪栄道、高安、琴奬菊が大関で活躍し、7種類の力士弁当が発売されていた時代もあったが、逆に大関に昇進しながら力士弁当として国技館に登場しなかったケースもある。前出・協会関係者が言う。

「新型コロナウイルス禍で2020年から2年半は力士弁当の販売を中止した。その間に待望の日本出身大関として正代と御嶽海が誕生したが、ともに大関在位が短かったこともあって弁当が売られることはなかった」

 今場所は若隆景が大関獲りに失敗したが、売店でも新たな大関や横綱の誕生が待ち望まれているのだ。

関連記事

トピックス

地区優勝を果たした大谷と、支えた真美子さん
《大谷翔平のポルシェに乗ってお買い物》真美子さんがシーズン終盤に取り寄せた“夫の大好物”、試合後は一目散に帰宅でくつろぐ「安心の自宅」
NEWSポストセブン
群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下とラブホテルに訪れていることがわかった(左・Facebookより)
《「苦しい言い訳」と批判殺到》前橋・42歳女性市長が既婚男性と“ラブホ通い詰め” 弁護士が解説する「打ち合わせだった」が認定されるための“奇跡的な物証”とは
NEWSポストセブン
秋場所12日目
波乱の秋場所で座布団が舞い、溜席の着物美人も「頭を抱えてうずくまっていました…」と語る 豊昇龍と大の里が優勝争い引っ張り国技館の観戦にも大きな異変が
NEWSポストセブン
「釜じい」こと朝田釜次役を演じた吉田鋼太郎(写真提供/NHK)
「演じていても辛かった」“釜じい”吉田鋼太郎が語った「弟子を戦地で亡くした怒りと悲しみの慟哭」【朝ドラ『あんぱん』撮影秘話】
週刊ポスト
国技館の売店
国技館で繰り広げられる大の里vs豊昇龍の「もうひとつの戦い」 プロデュースした弁当の売れ行きは中身が勝負 モンゴル3横綱時代と比べてメニューの選択肢の幅が広がったとの声も
NEWSポストセブン
群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下とラブホテルに訪れていることがわかった(左・Facebookより)
《「打ち合わせ」していたラブホ内部は…》「部屋の半分以上がベッド」「露天風呂つき」前橋・42歳女性市長が既婚の市幹部と入ったラブホテルの内装 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
「ごっつえーナイフ、これでいっぱい人殺すねん」死刑求刑の青木政憲被告が語っていた“身勝手な言い分”、弁護側は「大学生の頃から幻聴」「責任能力ない」と主張【長野立てこもり殺人・公判】
NEWSポストセブン
群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下とラブホテルに訪れていることがわかった(左・Facebookより)
《ちょっと魔性なところがある》“ラブホ通い詰め”前橋・42歳女性市長の素顔「愛嬌がありボディタッチが多い」市の関係者が証言
NEWSポストセブン
「第50回愛馬の日」に出席された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年9月23日、写真/時事通信フォト)
《愛馬の日ご出席》愛子さま、「千鳥格子のワンピース×ネイビーショート丈ジャケット」のセンス溢れる装い ボーダーや白インナーを使った着回しテクも
NEWSポストセブン
戦後80年の“慰霊の旅”を終えられた天皇皇后両陛下(JMPA)
雅子さま、“特別な地”滋賀県を再訪 32年前には湖畔の宿で“相思相愛のラブレター”を綴る 今回も琵琶湖が一望できるホテルに宿泊
女性セブン
送検される俳優の遠藤
大麻で逮捕の遠藤健慎容疑者(24)、「絶対忘れらんないじゃん」“まるで兄弟”な俳優仲間の訃報に吐露していた“悲痛な心境”《清水尋也被告の自宅で所持疑い》
NEWSポストセブン
今年80歳となったタモリ(時事通信フォト)
《やったことを忘れる…》タモリ、認知症の兆候を明かすなか故郷・福岡に40年所有した複数の不動産を次々に売却「糟糠の妻」「終活」の現在
NEWSポストセブン