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国技館で繰り広げられる大の里vs豊昇龍の「もうひとつの戦い」 プロデュースした弁当の売れ行きは中身が勝負 モンゴル3横綱時代と比べてメニューの選択肢の幅が広がったとの声も

横綱・大関のプロデュースした弁当は早い時間に売り切れに

横綱・大関のプロデュースした弁当は早い時間に売り切れに

 横綱初優勝を目指す大の里、豊昇龍がV争いをして終盤まで盛り上がる大相撲秋場所。館内では、両横綱がもうひとつの熾烈な争いを繰り広げる場所がある。相撲土産や飲食品が販売される売店だ。両国国技館の本場所の売店でしか買えない弁当があり、横綱と大関の四股名がついた限定商品のため、競うように売れている。売店の販売員はこう言う。

「横綱や大関がプロデュースするかたちで、力士の好物や出身地にゆかりがある食材を入れたオリジナル弁当です。他にも幕ノ内弁当、鯵の押し寿司、特選かさね弁当、手毬弁当なども販売されていますが、横綱や大関の力士弁当は数量限定ということもあって、かなり早い時間に売り切れることが多いですね」

 この力士弁当は横綱と大関が対象となるので、売店で販売されるのは『豊昇龍弁当』『大の里弁当』『琴櫻弁当』(各税込み1350円)の3種類。モンゴル出身横綱がプロデュースする『豊昇龍弁当』は、白米(黒ゴマ・梅)、焼きそば、オムレツにチキン南蛮が入り、パスタサラダやジャーマンポテト、かぼちゃ、ブロッコリーが添えられる内容だ。

 対する和製横綱の『大の里弁当』は、梅ちりめんのせご飯にめばる塩焼き、鶏大根煮、きんぴらごぼうに、ポテトサラダ、しょうが玉子かさね、ひじき煮というヘルシーな印象の内容。ひとり大関の『琴桜弁当』は、ガーリックライス、豚肉たれ焼き、野菜炒めなどが詰まっている。

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