地区優勝を果たした大谷と、支えた真美子さん
念願の地区優勝を果たしたドジャース・大谷翔平(31)。9月25日(現地時間)のゲームでは先発した山本由伸(27)が6回無失点と好投し、大谷もキャリアハイに並ぶ54本塁打を放った。スポーツ紙記者が語る。
「“二刀流復帰”を果たしてから少し調子を落としたこともありましたが、それでも昨年同様、シーズン最終盤での大谷選手の集中力は凄まじいものがありました。3年連続ホームラン王に向けても、まだ期待は残っています」
大谷は投打にわたり圧倒的なパフォーマンスを見せた一方で、精神的な面でもチームを引っ張ってきた様子が見て取れる。
「19日、レジェンドであるクレイトン・カーショー選手(37)が最終登板した試合では、カーショーの負けを消す劇的な逆転スリーランを放つなど、勝負所での強さが目立ちます。ベンチでカーショーと抱き合う場面は、大谷がチームの中心として認められているような象徴的なシーンでした。
21日の試合後は、ジャイアンツに逆転を許して敗戦投手となったブレイク・トライネン選手(37)のもとに大谷選手が誰よりも早く歩み寄り、肩を叩き激励しながら声をかけていました。ヤジも多く飛んでいた状況での大谷選手の行動には驚きましたが、チームの精神的支柱となっているのでしょう」(同前)