事件から3年以上経っても、行方がわからないままだ
八田容疑者の祖母が語ったこと
──NEWSポストセブンです。與一さんについて、時効もなくなり、懸賞金が延長されたことについてどう思われますか。
「お母さんじゃないと(答えられない)」
──八田さんの祖父は。
「死んじゃった」
──そうでしたか……。奥様で間違いないですか。
「そうです」
──いつお亡くなりに。
「ことし5月です」
──お孫さんが表に出てくることを願っていますか。
「そうですね……はい」
──おじいさまは亡くなる前まで、お孫さんについてなにかおっしゃっていましたか。
「はい。旦那は死ぬ間際まで與一のことを心配していました。旦那だけじゃなく、(家族)みんな気にかけています」
──警察に出頭することを勧めたいですか。
「はい、そうです」
──すでに亡くなっているという話もありますが、生きていると思いますか。
「それは私もわからない」
──被害者遺族に対しては。
「それは申し訳ないと思っています」
──旦那さんは、お孫さんにも言い分があると言っていました。
「コロナにかかっていたから、体の具合が悪かったんだろうなと。それで事故を起こしてしまったの」
──旦那さんは亡くなる直前まで、お孫さんを思っていた。
「そうです。ごめんなさい、そろそろ失礼します」
「まずは出てこいと言いたい」──八田の祖父は以前、そうも訴えていた。しかし月日は流れ、孫の安否さえもわからないまま彼は他界してしまった。
仮に八田容疑者がまだ生きていて、どこかで逃亡生活を続けているとしても、祖父が亡くなったことなど知る由もないだろう。被害者遺族だけでなく、家族の思いまで裏切り続ける八田容疑者はいまどこで、なにを思うのか。
次の記事では、八田容疑者がかつて勤務していたツアー会社の社長が、彼がみせた“奇行”などについて独占告白している。
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