リゾートバイトで各地を転々としていた時期がある(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
「仕事はできないほうだった」
「派遣のような形で、サイトでまとめてバイトを募集していた時期があって、彼はそのうち受かった1人だった。別にその中で特別できが悪いとか、いいとかいう感じはなく。面接もちゃんとしていて、志望理由については『(大学で)けっこう優秀なことをやっていたけど、うまくいかなくなって……』みたいなことを言っていた。
でもうちのような仕事って、そういう人が多いんですよ。普通の仕事をしていたんだけどうまくいかなくなった、いわば挫折組のような。だから特別、彼の態度がおかしいとか、すごく悪い環境にいたとか、そういうふうには思いませんでした。ましてや、人を殺すなんてね……」
この男性によれば八田容疑者は大人しい性格で、職場でも特に問題を起こすこともなかった。しかし、「お世辞にも仕事ができるほうではなかった」(同前)ようだ。
「夏はラフティングのガイド、冬はスノーボードのインストラクターをやっていました。スノボのほうか経験があったのか、本人も楽しそうにそこそこ上手くやっていたんですが、ラフティングはあまり上手ではなかった。ラフティングボードの操作って、たいていの子であれば入って1か月くらいで覚えちゃうものなんですが、彼は1年経ってもからっきしダメで。
ものすごく才能がないといえば言い過ぎですが、覚えが悪かった。だからテレビでやっているような、頭が切れて器用そうなイメージはまったくないです。最終的にキャニオニング(渓流を歩いたり、泳いだりするアクティビティ)のガイドをやらせる機会が多かったですね」
八田容疑者について「イメージが薄い」と話す社長だが、“女性関係”に関しては印象的な出来事があったようだ。