部屋へと続く階段
涙を流しながら語った“決意”
市長自身、会見で「食事を持ち込み3時間の利用だった」と明かしたが、この部屋で仕事の打ち合わせをしたというなら、2人はどこにどのように“着席”したのだろうか。
前橋市役所に聞いたが、「記者会見で市長が説明したとおりです」(秘書課)との回答だった。報道後、市政は混乱が続いている。
9月26日の議会閉会後に設けられた1回目の非公開の説明の場での様子について市議会関係者はこう言う。
「涙を流しながら話していたので、辞任するのかと思ったら『今後も責任を持って進んでいきたい』と言い出したので驚きました。
支援者である地元の若手経営者の会にも、彼女から文書が送られてきて、『市民のためにより一層力を尽くしていく』と今後に向け意欲を示していたといいます」
だが、9月末までに市役所には4000件もの“苦情”が寄せられ、進退を問う声は大きい。今後もその一挙手一投足に注目が集まる。
※週刊ポスト2025年10月17・24日号