10月6日発売の「週刊ポスト」は、早くも始まった自民党の内紛と政界再編の胎動をスッパ抜く。さらに、かつて森友問題をスクープした朝日新聞が、自らも公有地をめぐる土地取引で優遇を受けていたのではないかという特大ブーメラン疑惑を特報する。本誌だけが知る前橋市長のラブホ密会の一部始終、晴海フラッグに押し寄せる中国人観光客の仰天トラブル、100歳までボケない100年脳のつくり方、「押す」「ほぐす」だけで長年の痛みを解消する健康法など、必読特集を集めた合併号です。
今週の見どころ読みどころ
◆衆参過半数割れの悲哀はこれから 自民大分裂→玉木首相の大どんでん返しあるぞ!
自民党総裁選で露呈したのは党内の修復しがたい分裂状態だった。小泉陣営に「ビジネスエセ保守」と揶揄された高市早苗氏を支持する勢力は、選挙中から国民民主党との連携を匂わせてきた。一方で小泉進次郎氏の後ろ盾である菅義偉・元首相は極秘裏に日本維新の会との連立工作を進めてきたため、選挙後も両陣営の対立は解消されない可能性が高い。もし立憲民主党が「玉木雄一郎・首班」に乗れば、まさかまさかの新政権が誕生する。
◆本誌だけが知る前橋市長「ラブホ通い」の一部始終
NEWSポストセブンのスクープにより発覚した小川晶・市長のラブホ通いは、単に市職員との不倫疑惑にとどまらず、災害さなかの逢瀬、公用車を使った問題など、政治家としての資質そのものに関わる。本人は男女の関係を否定して続投の意向を示しているが、本誌が知るホテルでの行状は、その弁明を受け入れがたいものにする。人目を避けるような部屋への出入り、ベッドと小さなソファだけの部屋、バルコニーにしつらえられた露天風呂――ここで仕事の相談や打ち合わせをしていたとはとても思えない。
◆マー君200勝で浮上する「コーチ兼任投手」プランで宙に浮く坂本勇人の来季
200勝達成後のインタビューでは、現役続行か引退かを巧みにはぐらかした田中将大。偉業を花道に引退との見方が多かったが、巨人の弱投を考慮してコーチ兼任で現役続行との見方が急浮上している。ところが、そうなると同学年で生え抜きの坂本の処遇が難しくなるのだという。さらに、マー君と相性の良いキャッチャーの小林誠司の扱いも微妙で……。
◆<問題提起>森友問題をスクープした朝日新聞が「広島再開発」で公費優遇か
安倍政権を揺るがせた森友問題では、行政が総理大臣の人脈を優遇して国民の財産を棄損した疑惑が追及された。死者まで出る痛ましい疑惑を徹底追及したのが朝日新聞だった。ところが、その朝日新聞が、広島市で進む再開発事業で、市に不当な税負担を負わせて大儲けしていたのではないかという疑惑が浮上した。元市議が告発する。
◆国慶節の狂騒――五輪選手村の跡地「晴海フラッグ」で中国人パニック勃発
晴海フラッグで多くの物件が投資目的の中国人に買収され、そこで違法な民泊や白タク営業が続いていることを本誌で追及してきたジャーナリスト・赤石晋一郎氏が、ついにそのボスを直撃した。「バカじゃねえの、お前。警察呼んでよ」と声を荒らげ、赤石氏を小突くなど完全に逆ギレした。日本人住民たちは自警団まで作って警戒する無法状態の巨大マンションからリポートする。
◆金脈も人脈も血脈も……小泉進次郎という「ミャクミャク政治家」の正体
総裁選でぶち上げた「解党的出直し」は、父である純一郎・元首相の「自民党をぶっ壊す」に通じる。小泉進次郎という政治家が、いつまでたっても軽いイメージなのは、有権者から見ても独り立ちしていない印象を受けるからだろう。改めてその政治的リソースを取材すると、4代続いた政治家一家の“遺産”に寄りかかった本質が透けて見えた。カネも、人も、政策さえ父から継承した世襲代議士の典型的な素顔には改革者の面影は見えない。
◆絶好のチャンスはこれからやってくる 最高値相場を乗りこなす投資の教科書
世界の市場で最高値更新のニュースが飛び交っている。これから投資を考えている人の多くは、「乗り遅れた」「高値づかみになりそう」と指をくわえて見ているだけかもしれないが、専門家や億り人たちの見方は違う。今だからこそ仕込める期待株リストのほか、初心者が知っておくべき証券会社の選び方や相場全体の見通しなど必要な情報をすべて詰め込んだ。
◆<スペシャル対談>横山剣×村井邦彦「やっぱり昭和歌謡はイイネ!」
本誌で「昭和歌謡イイネ!」を連載、このたび単行本を上梓したクレイジーケンバンドの横山氏と、ユーミンやYMOを世に送り出し、『スカイレストラン』『翼をください』など数々のヒット曲を作曲した村井氏が初めて対談した。ユーミンデビューの秘話、世界の音楽シーンに影響を与えた名曲、さらには村井氏が「自由の象徴」と言うクルマの話など、話は尽きず珠玉のエピソードが次々と飛び出した。
◆1万人のMRIを分析した名医が教える「100歳までボケない100年脳のつくり方」
脳の老化を研究する第一人者の加藤俊徳・医師は、脳を8つの「脳番地」に分け、それぞれを鍛えることで老化を防ぎ、さらには発達させる方法を提唱する。カラオケ、仏壇、ラジオなど、身近なものにヒントがあった。さらに、高齢者が「キレる」「自己チューになる」ことと脳の老化には関連があるとし、チェックポイントと予防法を説いた。
◆腰、背中、首、肩、手足――その長年の痛みは病気ではなく「筋肉のこり」だった
痛み外来の専門医である北原雅樹氏は、これまで積み重ねた研究によって、慢性的な痛みの多くは、病院で診断される腰椎や関節などの病気ではなく、周辺の筋肉がこり固まることで起きることを突き止めた。しかも、それを治すには筋肉や筋膜に生じた索状物(しこり)を押す、ほぐすだけでよいという。わかりやすいイラストで34の部位ごとに解説する。
◆ビートたけしが「チョコプラ丸坊主謝罪」に「気づきそうなもんだけどな」
チョコレートプラネットがSNSで大炎上し、ふたり揃って丸坊主になって謝罪した事件をご存じだろうか。「一般人」はSNSをやるな、という暴言がきっかけだが、たけしは「軽い気持ちで言ったと思うから可哀想だよね。とはいえ炎上しそうと気づきそうなもんだけどな」と語った。そのうえで、今の時代、「芸能人」「一般人」と分ける考え方自体が通用しないと指摘し、タレントにとって生きにくい時代だと分析した。
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