譲渡会後に2ショットを撮りました
シニアが半分以上になって、この子たちを最期まで守らなきゃいけない
そんなエンケンさんの発信が図らずも多くの人に保護犬の存在を知らしめるきっかけになったとすれば、愛犬・デコピンちゃん“投入”のタイミングがいつも抜群な大谷翔平選手(31才)の言動は、多くの人が犬への愛情を注ぐきっかけになっているように思います。
地区優勝が決まったドジャースですが、チームと大谷選手に弾みをつけたのは8月29日、デコピンちゃんが実に13秒にもわたり、後ろ足だけで立った動画がアップされたのがきっかけではないかと話す解説者も。
出産後の真美子さん(28才)が、どこかおっとりされていて、美しくあり続けるのも大谷選手が彼女をワンオペにしていないからだと思います。世の夫たちが、頼むからもう少しダメなところを見せてほしいと願っても、大谷選手は愛妻家&愛犬家であり続けるのでしょう。
こうして文字にすることに「勘弁してよ~~~」とクレームが入りそうなのですが、芸能界きっての愛犬家であり愛猫家の坂上忍さん(58才)も、ああ見えて(!)愛妻家だと私は思っています。前述の『~動物愛護賞』授与式後に行った譲渡会に、今年も犬猫保護ハウス『さかがみ家』が参加してくれたので、仕事帰りに駆け付けてくれた坂上さん。
今春には千葉県君津市にある古民家を改装し、“第4のさかがみ家”ともいうべき老犬・老猫ホーム『terra-pa(テラパ)』をオープンされました。
『さかがみ家』のスタッフさんのがんばりもすばらしいのですが、リアル坂上家(ご自宅)で“27きょうだい”の面倒をみていらっしゃる「坂上ママ」こと奥様。
結婚時、『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)のインタビューを特別に受けた際、「これから幸せになるっていう雰囲気は1mmもない」と言いつつ、「シニア(高齢犬、高齢猫)が半分以上になって、この子たちを最期まで守らなきゃいけないから」「(夫婦の)絆は強いと思っています。好きだ、嫌いだでは別れられない」と言っていらしたことが忘れられません。「パパ」(坂上さん)も「ママ」の存在の大きさを日々思い、感謝していらっしゃいます。
そうそう、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の最終回で、嵩(北村匠海さん)と、のぶ(今田美桜さん)が晩年、犬を飼っていたシーンが出てきて、ますます愛犬家と愛妻家がイコールでつながることを確信。この“ポイント”は要チェックですよ。
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ+』(メ~テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2025年10月16・23日号