大谷翔平の最大のライバルと目されるゲレーロJr.
そうなるとMVP争いを大きく左右するのは「直接対決」になりそうだ。今季、レギュラーシーズンでドジャースはブルージェイズと3度対戦して2勝1敗と勝ち越したが、投手・大谷とゲレーロJr.の対戦はなかった。
「これまで大谷がブルージェイズ戦で投げたのはエンゼルス時代の3試合。ゲレーロJr.は大谷に対し8打数3安打の打率.375で、ホームランと二塁打を1本ずつ打っています。数字のうえではゲレーロに分がありますが、大谷はフィリーズ戦の快投でわかるように調子を上げています」(友成氏)
第4戦で実現するとみられる投手・大谷対打者・ゲレーロJr.が、ワールドシリーズの最大の見どころだろう。
伏兵の一発に要注意
また、投手・大谷はゲレーロJr.にばかり気を取られるわけにもいかない。
「ブルージェイズの強力打線のなかで、特にリーグ優勝決定シリーズの第7戦で値千金の逆転3ランを放ったスプリンガーが大谷を得意(打率.467)としています。他にもネームバリューはなくても出会い頭のホームランを放つ伏兵がゴロゴロいる。若いチームだけに打線が波に乗ると手が付けられない可能性があります」(友成氏)
