真美子さんが完走した「母としてのシーズン」
最終決戦を目前にしたドジャース・大谷翔平(31)。世界一を決めるワールドシリーズ(以下、WS)ではブルージェイズ相手に2勝3敗(現地時間10月30日時点、以下同)とし、後がない状況だ。2連勝での逆転優勝を狙って、敵地・トロントのロジャース・センターでの連戦に挑む。スポーツ紙記者が語る。
「第6戦は山本由伸(27)が先発予定。ドジャースは救援投手に不安を抱えており、大谷もリリーフとして登板する可能性があります。ロバーツ監督も『全てについて(大谷と)話し合うつもりだ』としており、リリーフ登板後の外野守備も含めてさまざまな可能性が考えられる。
前代未聞の二刀流でWSを戦っている大谷ですが、第4戦で先発した際はさすがに疲れがあったように見えました。しかし献身的で責任感の強い彼ですから、残り2試合で力を出し切るつもりでしょう」
“二刀流復帰”を予定よりも早め、手術明けながらフル回転でシーズンを駆け抜けてきた大谷。世界が注目するトッププレイヤーを支えたのは、家族の存在だ。在米ジャーナリストが語る。
「妻の真美子さん(28)は4月下旬に第一子となる娘を出産。慣れない異国での出産と育児は大変だったでしょうが、大谷がインタビューで『家に帰るのが毎日の楽しみ』と語るほど、夫のサポートも完璧にこなしてきたのでしょう。日々の食事も基本的に真美子さんが用意し、ある時は大谷選手の好物である寿司をデリバリーで頼むなどして、大谷選手が野球に集中できる環境を用意し続けた。
また本拠地・ドジャースタジアムの試合では、真美子さんが大谷選手の送迎役を担うことも多かったようです。大谷選手の運転は“慎重派”でゆっくりな印象なのに対し、真美子さんはかなり思い切りがいい(笑)。慣れた手つきで運転するので周囲も驚いていました。
当然、運転手を用意するなどもできるでしょう。しかしそれをせず、試合後に妻の運転でリラックスして帰宅できたことは、メンタル面にも非常にいい影響を与えたのではないでしょうか。真美子さんがサポートを“完走”できたからこその、大谷選手の活躍だったとも言える」
大谷が投げては6回無失点10奪三振、打っては3ホームランの歴史的活躍を見せた10月17日の試合でも、真美子さんは深夜23時ごろ大谷を愛車の助手席に乗せ、帰路についていた。
