家族の存在を隠し、被害者女性と逢瀬を重ねていたという(共同通信)
家族思いの“いいお父さん”
「いたって普通のお父さん。挨拶も返してくれますし。子どもを連れて歩いているのも、たまに見かけることがありました。
お子さんと、しょっちゅう家の前で遊んでいますよ。縄跳びとか、夏はプールを外に出したりして。ご本人は忙しいのか、あまり見かけることはなかったけど、いい家族だと思っていました」
大津容疑者の親族も口を揃える。
「真面目でいい人だった。だから、事件のことを聞いて、『はっ?』と思いました。仕事の都合で、2〜3日とか帰ってこないときもあるにはありましたが、家族思いの人です。奥さんともうまくいっていたはずなのに」
11月23日、容疑者は殺人未遂容疑で東京地検に身柄を送られた。送検前には「女性とは付き合っていて別れたが、トラブルは一切ない」と供述したようだ。いわゆる“不倫関係”だったことは本人の供述からも間違いなさそうだが、犯行の経緯はわからないままだ。
赤坂のライブハウスの関係者にもあらためて取材をしたが、こう首をかしげるばかりだった。
「(被害者は)コロナ明け以降は毎年、出演されている方でした。最近は年1回の頻度でしたが、定期的にライブをされていて。『犯人は客だったんじゃないか』という問い合わせをいくつももらうんですが……さっぱり見当がつかないんです。うちには来ていない人かもしれない」
男女関係の“もつれ”がもたらした犯行だったのか、はたまた──。真相究明は続く。
