遠藤保仁一覧

【遠藤保仁】に関するニュースを集めたページです。

竹内涼真の新たな魅力を発見できる作品となった
出演者の人選とバラエティ企画 W杯特番に飛び交う賛否の声
 日本代表が決勝トーナメント進出を決め、盛り上がるサッカーW杯。テレビでも、ワールドカップ特集が花盛りだ。しかし、内容によっては視聴者から批判を集めるものも。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが各局のW杯特番について解説する。 * * * 日本代表の躍進とともに、サッカーワールドカップロシア大会のテレビ中継が注目を集めています。盛り上がっているのは、連日の試合中継やダイジェスト番組、試合前の応援番組だけではありません。 報道・情報番組で長い時間を割いて、ワールドカップの特集を組んでいるのです。特筆すべきは、民放各局が朝から夕方まですべての報道・情報番組で特集が組んでいること。主な視聴者層が主婦や中高年であるにも関わらず、サッカーの専門的な特集を連日放送しているのは異例の状況と言っていいでしょう。 なかでも気になるのは、キャスター・ゲスト・解説者の人選と、特番の企画。各局の狙いが見えるとともに、視聴者から賛否の声が飛び交い、明暗が分かれつつあるのです。◆サイドストーリーとバラエティー企画に賛否 各局のキャスターは、サッカー番組の出演者やサッカーフリークなど、視聴者のイメージに合致するタレントをそろえました。 テレビ朝日は、サッカー番組の顔である矢部浩之さんと川平慈英さんの2人に加えて、中継プレゼンターに村上信五さんを抜てき。日本テレビはメインキャスター・手越祐也さんとスペシャルキャスター・明石家さんまさんのアイドル+芸人というバラエティー色の濃い布陣。 TBSはメインキャスターに長年『スーパーサッカー』のMCを務める加藤浩次さん、スペシャルサポーターにかつて本気でプロを目指していた竹内涼真さんを指名。スポーツ番組への出演が少ない旬の若手俳優を起用して、フレッシュな風を吹かせています。 フジテレビはMCにジョン・カビラさん、NHKはスタジオキャスターにJリーグ名誉マネージャーの佐藤美希さん。ともにサッカーファンにはおなじみの2人であり、キャスティングに違和感はありません。 佐藤さんが何度か言い間違いをしたことで、ネガティブな声も挙がりましたが、もともと日本サッカー界への貢献度が高く必然性のあるキャスティングのため、大きな影響はないでしょう。それよりも、視聴者から賛否の声が飛び交っているのは、ゲストや特番に関することだったのです。 テレビ朝日は、試合のハイライトを見せる番組のゲストに綾小路きみまろさん、あき竹城さん、大久保佳代子さん、指原莉乃さんを迎え、「ワールドカップ珍事件簿」「初心者サッカー講座」「イケメン総選挙」「知られざるちょっとイイ話」などを放送。今大会からかけ離れたバラエティー色の濃い企画が、サッカーファンからの批判を集めてしまいました。 日本テレビは、日本代表の試合直前に特番を放送。ゲストに桐谷美玲さんらを迎え、丸山桂里奈さんによるパブリックビューイング会場のレポートに加え、「本田圭佑はロシアでどれほど有名か?」「現地の占い師が勝敗予想」「大迫ハンパない伝説」「妻・平愛梨が見た長友佑都」「乾貴士、息子との約束」などを放送しました。いずれも日中のワイドショーで放送している企画とほぼ同じだけに、視聴者の反響は今一つのようです。 フジテレビは、小柳ルミ子さん、六平直政さん、JOYさんら芸能界のフリークを招いて、熱いサッカー談義を交わす形を採用していましたが、日本vsポーランドの試合前特番では一変。『奇跡体験!アンビリーバボー』とのコラボ企画としてバナナマンや剛力彩芽さんが登場し、「両国代表のアンビリバボー伝説」「アンビリバボーなキャプテン対決」などの選手にフォーカスした企画を放送しました。 このようなサイドストーリーやバラエティー色の濃い企画が、「どうでもいいネタばかり」「サッカー番組に笑いはいらない」などの厳しい声を受けているのです。さらに、試合を振り返るハイライト番組も、試合に向けて盛り上がる事前特番も、ワールドカップに関する実質的な放送時間は1時間程度。しかし、各局ともサイドストーリーやバラエティー色の濃い企画を加えて約2時間の長時間特番にしたことで、視聴者に冗長なイメージを抱かれてしまったようなのです。 その点TBSは、29日に新旧日本代表選手の人生を追跡する特番を放送しましたが、これは独立したスポーツドキュメンタリー番組の形であり、他局のようなバラエティー色も薄め。その他の番組でも、竹内涼真さんの真摯な現地密着レポートなど、ワールドカップにクローズアップしてタレントが表に出ないものが大半を占めているため、視聴者の声はおおむね好評です。◆サッカー解説者の需要が急増 今回のワールドカップで、もう1つ注目されているのは、各局のサッカー解説者。日本の躍進にともない、サッカー解説者の需要が急増していますが、その人選が興味深いのです。 アジア予選を放送するなど、日ごろからサッカー中継の多いテレビ朝日は、セルジオ越後さん、松木安太郎さん、中山雅史さん、中田浩二さんとおなじみの顔ぶれに、ゲスト的な立ち位置で、西野朗監督とのつながりが深く、バラエティーでの活躍が目立つ前園真聖さんを起用するなど、ひと工夫が見られます。 日本テレビは、北沢豪さん、城彰二さん、都並敏史さんらの常連に、現役選手の中澤佑二さん。TBSは、福田正博さん、戸田和幸さん、鈴木啓太さん、中田浩二さんらおなじみの顔ぶれに現役選手の松井大輔さん。両局は似たスタンスであることが分かります。 一方、フジテレビは、清水秀彦さん、山口素弘さん、鈴木隆行さんとおなじみの顔ぶれに加えて、スタジオに川口能活さん、リトバルスキーさん、田中マルクス闘莉王さん、宮本恒靖さん、永島昭浩さん、ラモス瑠偉さんを招くなど、まさに数で勝負。多くの解説が聞けることで、多くのサッカーファンを喜ばせています。 NHKは、岡田武史さん、水沼貴史さん、早野宏史さん、山本昌邦さん、ラモス瑠偉さん、宮沢ミシェルさん、名良橋晃さん、森岡隆三さん、福西崇史さん、藤田俊哉さん、岡野雅行さん、巻誠一郎さん、市川大祐さん、石川直宏さんらを日替わりで起用。さらに現役選手も遠藤保仁さんから、東京五輪世代の小川航基さんや遠藤渓太さんらを起用するなど、すべての世代をカバーするようなバランスのいい人選が目を引きます。◆サッカー解説者のサバイバルマッチ レジェンド、ワールドカップ経験者、現役選手まで、その人選は多彩ですが、サッカーファンも、そうでない人も、「的確でわかりやすい」「親しみやすく、無意味な毒がない」解説を求めているのは同じ。日本代表が活躍している現在は、「朝から夜までサッカー解説者が番組をハシゴ出演している」という状況になっていますが、ある民放の番組スタッフは「ただ起用しているのではなく、彼らのトークを見極めている」と言っていました。 今後、決勝トーナメントで日本が敗退したら、必然的にサッカー解説者の数は絞られていくでしょう。その意味で、一気に解説者の数が増えた今回の大会は、彼らのサバイバルマッチでもあり、解説者も生き残りを賭けた決勝トーナメントを戦っていくのです。 勝ち進むほど、報道・情報番組でのコーナーが増え、新たな特番も企画されるなど、彼らの仕事が増えるのは確実。それだけに、日本代表が勝ち続けることを一番願っているのは、もしかしたら視聴者よりもサッカー解説者なのかもしれません。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2018.06.30 07:00
NEWSポストセブン
ラグビー出身男性 成功する人もいるが現役選手の厳しい現状
ラグビー出身男性 成功する人もいるが現役選手の厳しい現状
 ラグビーW杯イングランド大会が空前の大盛りあがりとなった。強豪国を打ち破る快挙もさることながら、五郎丸歩選手(29才)を筆頭にラグビー日本代表選手の勇姿に惚れ惚れする女性が続出したのだ。 1980年代の一時期に、ラグビーの観戦が「おしゃれ」とブームになった頃、松任谷由実(61才)は『ノーサイド』(ラグビーで試合終了の意味)という歌を作った。当時の女性にとって、ラグビー部のスター選手の“彼女”は一種のステータスで、そういった彼女たちは、羨望のまなざしを集めるとともに、一方で「自分は選ばれなかった」という女性たちからの嫉妬を一身に受けていた。 コラムニストの今井舞さんも当時を振り返る。「ユーミンの『ノーサイド』は流行りましたよね。1980年代のラグビーブームのときの“プロ彼女”の気持ちを歌ってて。ラグビーは体育会系の花形スポーツで、ラガーマンはとにかくモテましたね。たとえば大学生のラグビー選手は、御曹司も多かったし、一流企業に一定の就職枠もあったし、あの体格でもりもりご飯を食べる感じとか、母性本能がくすぐられる。 その頃は社会人1位と大学生1位が対決する日本選手権が成人の日に開催されていたんです。テレビで試合が放送されていて、振袖姿のきれいな女の子たちが映るのがお決まりでしたね。それってだいたい誰かの彼女。群がってくる女の子の中から選ばれた彼女ですから、パッと人目を引く女性ばかりだったんでしょう」 会社経営者で俳優の元ラガーマン・天野義久(42才)は、かつて高島彩(36才)、伊東美咲(38才)、滝川クリステル(38才)らとの熱愛が取り沙汰され、週刊誌やワイドショーを賑わせた。 また五郎丸選手だけじゃなく、ラガーマンの妻になる女性も美女揃い。チームメートの山田章仁選手(30才)の妻は、日本人とアメリカ人のハーフで、エリナシルカという名でモデルをしているローラさん(27才)。リーチ・マイケル選手(27才)や田中史朗選手(30才)の妻も美人妻と評判でテレビで紹介された。 また岩崎恭子(37才)はプロとしても活躍していた斉藤祐也氏(38才)と2009年に結婚。カリスマモデルの田波涼子(42才)も、会社経営者で元ラガーマンの野尻佳孝氏(43才)と2007年に結婚し、2児をもうけた。 天野氏や野尻氏のように、会社経営者として成功する元ラガーマンがいる一方で、五郎丸選手ら現役のラガーマンが置かれている状況は厳しいようだ。「プロ野球選手の年俸は平均3800万円で、スター選手のなかには4億、5億稼ぐ選手もいます。サッカー選手はそれほどではないにしても、平均年俸が2000万円ほどで、ガンバ大阪にいる遠藤保仁選手は1億円を超えます。それにくらべるとラグビー選手は多くても1000万円前後といわれています」(スポーツ紙関係者) 五郎丸選手の場合、2008年、プロ契約でヤマハ発動機ジュビロに入団。2010年4月には会社の業績不振によるコスト削減のため、選手全員が社員になった。社員になってからは、朝練後午前8時から出社。午後3時まで通常業務をこなして再び練習。ハードな毎日だが、一般の社員と同じ待遇なら、年収は450万~550万円といわれている。 ちなみにW杯で、連戦で大活躍したものの日当は5000円。これには《深夜のコンビニバイトのほうが日当が良い》などと、インターネット上で同情された。そしてスポンサーの大正製薬が、選手とスタッフに計約5000万円(1人当たり約100万円)の報奨金支給を発表した。※女性セブン2015年11月5日号
2015.10.24 16:00
女性セブン
本田圭佑 5年で2度しか決めていないFKにハリル監督評は
本田圭佑 5年で2度しか決めていないFKにハリル監督評は
 2006年のオシム監督以来となる就任からの2連勝を飾ったハリルJAPAN。「日本代表は明らかに進化した」と喜ぶファンは多いが、大きな宿題が残されたままだ。フリーキック(FK)のキッカー問題である。 2010年の南アフリカW杯以降、日本代表のFKは左利きのFW本田圭佑と右利きのMF遠藤保仁の2人が担ってきた。しかし、ハリルホジッチ監督就任で遠藤が代表から落選した今、右利きのキッカーが「空席」となっている。 もちろん、左利きの本田にも「指定席」は確保されていない。3月31日のウズベキスタン戦前にハリル監督は日本代表のFKについて、「ここ数年、ほとんど入っていない」とダメ出し。南アW杯のデンマーク戦、2013年の親善試合・ウルグアイ戦と、この5年間で2度しか決めていない本田を念頭に置いていることは明らかだ。 注目されたウズベキスタン戦では本田はFKを一切蹴らずに、FW乾貴士やMF柴崎岳、FW香川真司らが蹴った。サッカージャーナリストの河治良幸氏がいう。「ハリル監督はFKを誰に託すかまだ決めかねているようです。今後、代表メンバーを絞り込んでいく中で決めるのではないでしょうか。 ザッケローニ監督もアギーレ監督も本田選手と遠藤選手のどちらが蹴るかは本人たちに任せていましたが、ハリル監督は細かく指示を出すタイプなので、今後は選手同士で相談して決めるようなことはないでしょう」 2010年の南アW杯前のオランダ戦では、FKを獲得した際、MF中村俊輔と本田が「どちらが蹴るか」で互いに折れず、中村が強引に蹴るという場面があった。そのFKを決められなかった中村はW杯でスタメン落ちし、本田はデンマーク戦で「ブレ球FK」を決めて名実ともに日本代表のエースにのしあがった。 しかし本田のFKはその後めっきり入らなくなった。「南アW杯当時のボールはブレ球を蹴りやすい構造だったが、今は変化が出にくいボールが使用されている。FKが決まらなくなったのもそのせいだといわれています。ブレ球に頼らないキックを練習していますが、成果が出ていない」(スポーツ担当記者) かといって本田の存在を脅かすキッカーも今のところ現われていない。現メンバーで有力候補は右利きのMF柴崎とMF清武弘嗣、左利きのDF太田宏介らがいる。しかし、「同じ左利きの太田と本田では、明らかに本田が上」(同前)だ。 前出・河治氏は「ライバルは本田選手自身」と見る。「パスを繋ぎながら相手の間隙を縫ってシュートに持ち込む本田選手のスタイルに、スピードを重視するハリル監督は違和感を持っている。自分の攻撃スタイルを変えなければスタメン落ちだけでなく代表落ちもあり得る。FKキッカーどころの話ではありません」 今こそ本田にハリル戦術に対応するための「ブレ」が求められている。※週刊ポスト2015年4月17日号
2015.04.10 07:00
週刊ポスト
サッカーキング編集長推薦の名サッカー解説者 福西や戸田
サッカーキング編集長推薦の名サッカー解説者 福西や戸田
 スポーツ中継には欠かせない解説者。その道のプロが任せて安心だと考える解説者はいったい誰なのか、気になるところ。 サッカージャーナリスト。自身もイタリアやブラジルのリーグで解説をしている『サッカーキング』統括編集長・岩本義弘さんが推薦する名解説者を聞いた。■福西崇史さん(38才) 長年、日本代表チームの中盤を支えた確かなサッカー観、戦術眼を持ち、状況ごとの選手の心境分析などにも定評あり。「ボランチとは中間管理職のことです」というコメントは、守備的ミッドフィルダーの役割(遠藤保仁のポジション)をわかりやすく解説したもの。■戸田和幸さん(37才) 元日本代表。2014年に解説者デビューして大ブレイク。現役時代の激しいプレースタイルからは一転して、論理的かつクレバーな解説で視聴者の心をつかむ。ブラジルW杯のギリシャ戦で、「ひとり退場してから形を変えたので、点を取るのが難しくなる」とハーフタイムに後半の苦戦を予想。■セルジオ越後さん(69才) サッカー評論家。勝ち試合でも苦言を呈することが多いため「辛口」と評されるが、言いづらいことをズバッと斬り込む姿は痛快のひと言。ユーモアもたっぷりだ。※女性セブン2015年2月12日号
2015.02.01 07:00
女性セブン
ザック通訳・矢野大輔氏 「自分たちのサッカー」を振り返る
ザック通訳・矢野大輔氏 「自分たちのサッカー」を振り返る
 2018年のロシアW杯に向けて動き出したサッカー日本代表。ブラジルW杯の経験を糧に日本のサッカーが進化することを、多くの日本人は願っているだろう。いま、ザッケローニ監督の通訳・矢野大輔氏が綴った『通訳日記 ザックジャパン1397日の記録』(文藝春秋)が売れている(8万部突破)。 栄光と挫折の4年間の生々しい記録は、日本代表の真実を知るために欠くべからざる情報であると同時に、「どうしたら勝てるチームを作れるのか」という普遍的課題への示唆に富む。激動の日々を終え、新しい生活を送っている矢野さんにお会いし、改めて本書と4年間を振り返っていただいた。前・後編でお届けするインタビュー、まずは【前編】をお届けする。 * * *――まずはこの本を出版された動機を教えてください。矢野:19冊の日記は自分のために付けていたんです。ザッケローニさんという世界的名将の傍で仕事ができるわけですから、サッカーの知識を何とか自分のものにしたかった。日記をつける習慣などこれまでの人生にはなかったのですが、この4年間の経験が特別なものになるのはわかっていましたから、一念発起しました。 公開しようという気持ちになったのは、W杯が終わって、あの4年間がうまく伝わっていないのではないかと感じるようになったからです。負けて帰ってきたわけですから、監督もチームも批判されるのは当然です。でも、何があったのか、どういう思いでやってきたのか、事実を知ってもらった上で、判断してもらいたいと思ったんですね。――吉田麻也選手がブログで紹介したり、香川真司選手が本書を持っている写真がインターネット上で話題になったりと、選手の間でも広がっているようですね。矢野:嬉しいですね。出版に当たっては、日本サッカー協会をはじめ、本書に会話が登場するすべての選手に確認を取りました。すると、すべての人が賛同してくれたんです。事実をオープンにしたほうがいいと、皆が言ってくれて、素晴らしいチームだったと改めて思います。――矢野さんは本の中で、「ザッケローニ用語漬けにされた」と書かれています。どのような言葉が印象に残っていますか。矢野:ひとつは「i dettagli(詳細)」です。本の表紙にも使った言葉で、ぼくの体に刷り込まれています。上のレベルに行けば行くほど、勝敗を分けるのは、小さなことになるんです。だから日頃から、何をやるにも、とことんこだわって突き詰めようと、監督は言っていました。「神は細部に宿る」とよく言われますよね。サッカーに限らず、一人ひとりが自分の仕事にこだわって精度を上げていけば、いいチーム、強いチームができるのだと教えられました。――ザッケローニ監督は、選手によって表現方法や伝え方を変えるなど、細やかな対応をされています。その「観察眼」と「気配り」に驚きました。矢野:「良い料理を作るには、良く材料を知らなければいけない」と、監督は選手の情報をできるだけ集める努力をしていました。たとえば練習中、遠藤保仁選手と今野泰幸選手が仲良くしていると、なぜあの二人はあんなに仲がいいのだろうと探るんです。前のW杯から一緒だったからだとか、ガンバ大阪のチームメイトだからだ、とか、表面上の情報を伝えることはぼくもできます。監督はさらに、人間的な共通点、あるいは相違点を見極めようとする。深い部分で人間を理解する能力がとても高い方だと思いました。 監督の“観察”は、代表チームに限ったことではありません。子供たちのサッカーを見ても、どうしたらそのチームがもっと強くなるか、何を教えたら良くなるかを考えていました。常に考えながら人やものを見る習慣が、監督の眼を作り上げたのだと思います。――監督は選手にも意見を求めていたんですね。W杯のメンバー選考において、長谷部誠選手に意見を求めるシーンは印象的でした。矢野:選手をはじめ、広く平等に意見を求めるのと同時に、役割を尊重される方でしたね。選手にはフレンドリーに接するのですが、選手と監督の間に引かれた絶対的な一線を超えることは決してない。その辺りのバランスのとり方に優れた方だったと思います。――本書にもたびたび出てくるように、ブラジルW杯では「自分たちのサッカー」が一つのキーワードになっていたように感じます。矢野さんはどう感じていらっしゃいましたか。矢野:「自分たちのサッカー」って何なの? 本当にあるの? と思われていた方は多いかもしれません。ひと言で説明するのは難しいんです。4年という歳月をかけて作り上げ、根付かせてきたものですから。でも、この本を読んでいただけたら、それが何なのか、明確になると思います。そして、選手たちの間に、確かに浸透していたことを理解いただけると思います。 ザッケローニ監督の考えによれば、「自分たちのサッカー」をするのは、「祈るよりも勝つ可能性を高めるため」です。引いて守るよりも、積極的に仕掛けるサッカーをするほうが勝つ可能性が高まるから、選択したのです。つまり「自分たちのサッカー」と「勝ち」は、あのチームにとっては両立するものでした。――良いチームであったことを知れば知るほど、W杯の結果に胸が詰まります。この4年間を踏まえて、これからの日本代表に必要なものは何だとお考えですか。矢野:ザッケローニさんは「歴史が足りなかった」と言われました。たとえばイタリアにはW杯の優勝経験があるから、次も優勝できると選手も国民も腹の底から思って、試合に臨んでいる。成功体験が多いほど、より自信をもって臨めるのです。日本のサッカー文化はまだ20年足らずで、100年の文化がある国との数字上の差というのは、永遠に埋まらない。だからこそ、意図的に成功体験を積み上げていくことが必要だと思います。――最後に、代表監督という仕事を4年間見続けてきた矢野さんが、いま、リーダーに必要だと思う資質を教えてください。矢野:ぼくの考えでは二つあります。一つはメンバー全員を見てあげること。もう一つは、自分を前に進めるエネルギーだけではなくて、チーム全体を前に進めるエネルギーを持っていることですね。そういう意味でリーダーは熱力が多く、ポジティブでなければいけない。ザッケローニさんは家族と散歩することで、エネルギーを蓄えていました。そして「晴れている日は上を向いて歩くんだ」と言いました。ぼくはいま、大好きなサッカーをして、エネルギーを蓄えています。■矢野大輔(やの・だいすけ)/1980年7月19日、東京都生まれ。セリエAでプレーするという夢を抱き、15歳でイタリアに渡りトリノの下部組織でプレー。22歳でトリノのスポーツマネジメント会社に就職。デル・ピエロを始めとするトップアスリートのマネジメントや企業の商談通訳やコーディネイトに従事する。2006年から2008年にトリノに所属した大黒将志の通訳となる。2010年9月、ザッケローニ日本代表監督就任に伴いチーム通訳に。ブラジルW杯終了後、監督の退任とともに代表チームを離れた。1月13日に新刊『部下にはレアルに行けると説け!!』双葉社)が発売。
2015.01.10 16:00
NEWSポストセブン
遠藤保仁 元シンクロ代表・青木愛と5時間にわたって個室密会
遠藤保仁 元シンクロ代表・青木愛と5時間にわたって個室密会
 サッカー日本代表の遠藤保仁(34才)とシンクロナイズドスイミング元日本代表の青木愛(29才)の個室密会をキャッチした。 黒い革張りのソファがコの字形に並び、ゆったりと落ち着いた雰囲気の中で、店自慢の料理を味わう。オートロックのこの部屋には、スタッフに声をかけて開錠してもらわなければ、足を踏み入れることすらできない──。 12月中旬のとある夜、都内にある有名もつ鍋店のそんなVIPルームで飲み会を開いていたのが、“百獣の王”・武井壮(41才)や遠藤保仁、青木愛など8人。 夜9時に始まったこの会は深夜12時過ぎにお開き。店の前では、参加した面々が別れを惜しむようにしばらく立ち話をし、武井は大きく手を振りながらその場をあとにした。 最後まで残ったのは遠藤と青木。コートも着て、荷物も持って帰り支度万端だったにもかかわらず一向に帰る気配がない。そして他の参加者たちの姿が見えなくなると、ふたりきりで再び店の中へと戻っていった。 かつて遠藤は、あるインタビューで「好きな女性のタイプ」を聞かれ、こう答えている。「最近でもないですが、背の高い女性が好きですね」 ちなみに青木の身長は173cmだ。なんか、お似合いのふたりだ。でもちょっと待って。青木は独身だけど遠藤は、2男2女の子を持つパパ。2003年に、高校時代からつきあっていた一般女性と結婚した。「人生で初めて交際したのが、この女性だったそうです。遠征が多く家を空けることも多い遠藤選手を支えながら、4人の子供たちのことをしっかり育てていて、遠藤選手もベタ惚れ。ただ、知名度が上がって彼はかなりモテるようになりましたからね。ある人気グラビアタレントや女子アナと噂になったこともある。それくらいモテモテなんです」(サッカー関係者) さて、冒頭のシーンで遠藤が武井らに仕掛けたオフサイドトラップの続きはこうだ。 遠藤と青木は、店員に頼んで再びVIPルームへと戻った。閉店時間の午前3時を過ぎてもふたりは出て来ない。それから1時間経った午前4時、店の看板が消え、もちろん他の客はみんな帰っていった。スタッフの片付け作業が進むが、それでもふたりは姿を見せない。そして午前5時過ぎ。店の前に2台のタクシーが停まった。 まずは顔を隠すようにうつむきかげんの青木がタクシーに乗り込み出発。そして3分ほどの時間差で遠藤が出てきた。ニット帽を目深にかぶり、大きなマスクで“完全武装”。それでも人目を気にしてか、小走りでもう1台のタクシーに乗り込んで帰路についた。それにしてもオフサイドトラップは実に5時間! 延長戦にしては長すぎる。ふたりきりの個室でいったい何があったのだろうか…。※女性セブン2015年1月8・15日号
2014.12.25 07:00
女性セブン
ザックの遺産使うアギーレ監督 アジア杯優勝逃せば更迭の噂
ザックの遺産使うアギーレ監督 アジア杯優勝逃せば更迭の噂
 来年1月のアジア杯前の最後戦となる11月18日の豪州戦で白星を飾ったサッカー日本代表だが、「アジア王者の貫禄」は全く示せなかった。 0-0のまま折り返した後半16分に今野泰幸、同23分に岡崎慎司が得点したが、試合終了間際に1点を返される相変わらずの試合運び。本田圭佑、乾貴士は再三シュートを放つも枠を外し、10番を背負う香川真司はまたしても存在感を発揮しきれなかった。 しかし、選手以上にファンを失望させたのは采配だった。「アギーレ監督は就任後一貫して4-3-3のシステムで戦ってきた。しかし、この試合は前半途中から4-2-3-1に変更しました。これはザッケローニが使っていたシステムですから、目を疑いましたよ」(サッカージャーナリスト・渡辺達也氏) たしかにアギーレ監督は就任会見で「4-3-3を基本に考えているが、5-2-3や3-4-3になることもある」と状況に応じたシステム変更も示唆していたが、よりによって前監督の戦術を踏襲したことはサッカーファンを驚かせた。 先発メンバーも武藤嘉紀、太田宏介を除く9人がブラジルW杯組。まさに“ザックの遺産”を使ってなりふり構わず勝利を目指した結果だった。 9月5日の初陣以降、アギーレ監督は迷走を続けている。「『将来性のある選手を呼びたい』と当初は若手を積極的に起用したが、使えるメドが立ったのは武藤と柴崎岳だけ。 10月のブラジル戦では本田や長友佑都を先発から外して若手中心のメンバーで臨んだが、11月14日のホンジュラス戦から34歳の遠藤保仁や31歳の今野を招集し、使うのもベテランばかりになった。4年後のロシアW杯を見据えた起用とは思えません」(同前) 目先の勝利に執着し始めたのは理由があるという。スポーツ紙記者の話。「ブラジル戦後、アジア杯で優勝を逃せば監督が更迭されるという噂が記者の間で広がりました。それで焦って、結果を最優先しているといわれています」 日本代表監督は年俸2億円超が約束されW杯出場のハードルも低い“おいしいポスト”。その椅子を守るための変節と見られても仕方ない。アギーレの賞味期限切れも近い?※週刊ポスト2014年12月5日号
2014.11.26 07:00
週刊ポスト
仮想ギリシャ戦で活躍の遠藤保仁 対策知り尽くし本番も期待
仮想ギリシャ戦で活躍の遠藤保仁 対策知り尽くし本番も期待
 20日、サッカー日本代表はW杯ブラジル大会グループリーグ第2試合でギリシャと対戦する。ここでキーマンとなるのが、日本代表最多出場記録(144試合)を持ち、2005年にギリシャに勝った時にもプレーをしていたMF・遠藤保仁だ。遠藤は、W杯開幕前、釜本邦茂氏と本誌で対談。そこで遠藤は、ギリシャ戦に対する自信を覗かせていた。 最も想定が難しい相手にも感じられるのになぜ、遠藤には「自信」があるのか。それにはこんな理由があった。 2005年のドイツ・フランクフルトでの試合で、日本は終始積極的にギリシャを攻め立てた。前半からFWの玉田圭司、柳沢敦が立て続けにシュートを放って、ギリシャゴールを脅かす。そして後半30分、途中出場した大黒将志がゴールを決め、1-0で勝利した。 この試合を有利に運べた理由は、なんといっても中盤で日本のパスが繋がったこと。細かいパスワークから点を取るという、今の日本代表に通じるスタイルで勝利したのである。 ギリシャ戦は、予選突破のためには絶対に落とせない試合となる。そのため日本代表はギリシャ対策に特に力を入れてきたようだ。それは、本番を前に行なわれた親善試合の相手でもわかる。サッカー誌記者は語る。「一般的に『仮想ギリシャ』といわれたのは、日本で試合をしたキプロスでした。大型DFによる堅守が売りの欧州チームで、確かに似ている。ただ、世界ランクが12位のギリシャに対し、142位のキプロスでは能力的にかなり劣るという問題もあった。 その意味で、キプロス戦後に戦ったコスタリカ(28位)こそ、仮想ギリシャだったとも見られる。実は日本サッカー協会の原博実専務理事も、“コスタリカはカウンターが鋭い”として、ギリシャに酷似していることを指摘していました」 日本はこの2試合ともに勝利。キプロス戦は決定力に欠ける1-0の辛勝だったが、コスタリカ戦では課題を修正。3-1と鮮やかな逆転勝利を収めた。 実はこのコスタリカ戦の勝ち方を、遠藤は“予言”していた。対談時、グループCの3か国のうち、ギリシャに対して特に具体的な戦術を描いていたのだ。「ギリシャのような守備の堅いチームの場合、攻撃面ではとにかく縦パスを多用し、FWがその堅守を切り崩していくことが大切です。守備面では、身長が高く、体格がいい選手が揃っているので、やはりセットプレーが脅威。簡単にボールを入れさせないようにしないといけない」(前出の記者) コスタリカ戦での逆転劇は、遠藤が投入された後半に起きた。1点目はFW・岡崎慎司のロングカウンターから、前線でボールを繋いで遠藤が決めたもの。2点目、3点目は、まさに「縦パス」を多用して決めたものだった。「ギリシャ対策を知り尽くしている遠藤が入ってから、チームはガラッと変わりました。本戦も期待できると思います」(前出の記者) 日本が決勝トーナメントに進めるか否か。そのカギは、大ベテラン・遠藤の頭脳と両足が握っている。※週刊ポスト2014年6月27日号
2014.06.19 07:00
週刊ポスト
名探偵コナン好きで有名な遠藤保仁 コナンファンが熱烈応援
名探偵コナン好きで有名な遠藤保仁 コナンファンが熱烈応援
 サッカーW杯ブラジル大会が始まり、日本中の注目を集めている日本代表。中でも、日本代表メンバーの中で最多出場記録を持つ、遠藤保仁選手(34)の人気は高い。そんな遠藤選手だが、意外な層の心を掴んでいるのだという。2年前から遠藤選手を応援しているという女性Aさん(25歳・大学院生)は、そのきっかけについて次のように語る。「2012年に公開された映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』に、遠藤選手が登場しました。遠藤選手自身がキャラクター化して登場しただけでなく、声優まで担当していたんです。それがなかなか味のある演技で、コナンファンの間で話題になりました。 遠藤選手が『大のコナン好き』ということで起用されたと知ってから、コナンファンとしては『同じファンとして遠藤選手を応援しなくては!』と思いました。でもサッカーのことがよく分からないので、試合を観てもちゃんと展開を理解できないんですけど(笑い)」 コナンファン暦18年という男性・Bさん(27歳・会社員)も、遠藤選手の「コナン好き」というエピソードを知ってから、彼を応援するようになったと話す。「遠藤選手がコナン好きということを知って気になりはじめました。決して若くない年齢ですが、試合出場数は日本トップ。W杯では後半からピッチに立って決定的なパスを出してほしいですね。期待しています」 サッカーファンからだけでなく、コナンファンからも熱い声援を送られる遠藤。活躍を期待する声は鳴り止まない。
2014.06.18 11:00
NEWSポストセブン
遠藤保仁 C組の中でギリシャが一番やりやすいと思っている
遠藤保仁 C組の中でギリシャが一番やりやすいと思っている
 日本代表最多出場記録(144試合)を持つ、ザックジャパン最大のキーマンがMF・遠藤保仁だ。W杯開幕前、釜本邦茂氏と本誌で対談した。そこで遠藤は、ギリシャ戦に対する自信を覗かせていた。 遠藤はそのプレースタイル同様、対談中も冷静に釜本氏の質問に答えた。終始言葉を選びながら回答していたが、珍しく踏み込んだ発言をしたのが、ギリシャ戦の展望を聞かれた時だった。「ギリシャは日本と同じように組織で守り、とにかく失点を少なくした上で、数少ないチャンスをモノにして勝つチームという印象があります。W杯でもこのようなロースコアの展開が予想できますね」 ただ──。そういって、遠藤は続けた。「グループCの中では最もいいイメージを持っている、やりやすい相手だとも思っています」 実は日本代表が過去にギリシャ代表と対戦したのは、2005年のコンフェデレーションズカップでの1回しかない。グループCの他国に比べ対戦回数が少なく(コートジボワール・3回=2勝1敗0分、コロンビア・2回=0勝1敗1分)、最も想定が難しい相手にも感じられる。なのになぜ、遠藤には「自信」があるのか。それにはこんな理由があった。 まずは「いいイメージ」の根拠となる、前回対戦時の記憶だ。2005年のドイツ・フランクフルトでの試合で、日本は終始積極的にギリシャを攻め立てた。前半からFWの玉田圭司、柳沢敦が立て続けにシュートを放って、ギリシャゴールを脅かす。そして後半30分、途中出場した大黒将志がゴールを決め、1-0で勝利した。 この試合を有利に運べた理由は、なんといっても中盤で日本のパスが繋がったこと。細かいパスワークから点を取るという、今の日本代表に通じるスタイルで勝利したのである。「しかも当時のギリシャは、欧州王者という立場でした。レーハーゲル監督の指導の下で、徹底したマンツーマンを敷き、守備力でいえば現在の代表以上との指摘もある。そんな王者相手に、アウェイで競り勝てたわけです」(サッカー誌記者) 現在の日本代表は、当時よりもプレーの精度が格段に上がっている。欧州の一流クラブチームで活躍する選手たちが名を連ね、パスはもちろん、決定力も大きく進歩している。一方のギリシャも進化してはいるが、「テクニック面では日本のほうが圧倒的に上」(同前)というのが一般的な見方だ。 さらに「成功体験」が選手に与える影響はかなり大きいようだ。遠藤はこうも語っていた。「コートジボワールは、前回大会の開幕直前に行なった親善試合で0-2で負けているから、その時の印象がかなり強く残っている。でもギリシャには一度も負けたことがない。単純だけど、これってすごくいいイメージに繋がるんです」※週刊ポスト2014年6月27日号
2014.06.18 11:00
週刊ポスト
対ギリシャ戦 SBに酒井宏樹起用の「守備的4-5-1」の布陣を
対ギリシャ戦 SBに酒井宏樹起用の「守備的4-5-1」の布陣を
 サッカーW杯ブラジル大会グループリーグ初戦でコートジボワールに1-2で敗れた日本代表。決勝トーナメントに進出するためには、ギリシャ戦は是が非でも勝ち点3が必要となる。そのためにはどんな作戦が有効なのか。その一つがワンパス・カウンターで状況を一変させる「守備的な4-5-1」の布陣だ。 ディフェンスを売りにするギリシャに対して、あえてこちらもディフェンスを固めるという「逆転の発想」だ。根拠はある。 ギリシャの「攻め気」を逆手にとり、日本がディフェンシブに試合を運ぶことで最終ラインを上げさせるのが狙いだ。スポーツジャーナリストの財徳健治氏が語る。「ギリシャのDFは、引いて守りを固めると強いが、スピードに欠けるので前に出てくると背後のスペースが弱点になる」 そのため、日本はかなり有利になる。具体的にはSBに内田篤人ではなく、守備力があり身長の高い酒井宏樹を起用。ボランチには遠藤保仁や長谷部誠ではなく、“守備職人”の異名をとる山口蛍と、運動量の豊富な青山敏弘を据える。いずれもボール奪取を得意とする選手だ。この布陣で守備を固め、ギリシャのお株を奪うカウンター攻撃で得点を量産する。 その際、ポイントになるのは青山と大久保嘉人のホットラインだ。これは、強化試合のザンビア戦のロスタイムに、決勝点を決めたパターンが参考になる。「青山のロングフィードパスから、大久保がダイアゴナルラン(ゴールに向かって斜めに走る動き)でシュートを決めた。この動きは香川真司も得意としているので、選択肢は反対サイドにもある。この攻撃パターンの場合、ワントップは柿谷曜一朗ではなく、ポストプレーで相手DFを引き付ける動きに定評のある大迫勇也が合っている」(サッカー誌記者)※週刊ポスト2014年6月27日号
2014.06.17 07:00
週刊ポスト
遠藤保仁 W杯グループ突破「コロンビア戦までに決めたい」
遠藤保仁 W杯グループ突破「コロンビア戦までに決めたい」
 6月12日に開幕するサッカーW杯ブラジル大会。ザッケローニ監督率いる日本代表が、グループリーグC組で、コートジボワール戦(15日)、ギリシャ戦(20日)を経て、最後に対戦(25日)するのが、FIFAのランク5位のコロンビアだ。 コロンビア代表は、名将・ペケルマンに率いられ、16年ぶりにW杯に戻ってきた南米の雄。13試合9得点と活躍したエースのファルカオが大ケガを負って本大会出場はかなわなくなったが、バッカやマルティネスなど代役候補の層が厚く攻撃面の不安はない。 最大の不安は守備面といわれていたが、南米予選は最少13失点で突破しており(2位通過)、グループCの大本命として揺るぎがない。 コロンビア相手に日本はどう戦うか。日本代表メンバーの中で最多出場記録を持つ、遠藤保仁(ガンバ大阪)は、こう見ている。「コロンビアとは2003年と2007年に2回対戦しているが、日本は1敗1分。1点も入れることができなかった強敵。技術が高くて、それでいてズル賢い南米特有のサッカーをするので、間違いなくやりづらい相手。 マルティネスなどヨーロッパで活躍する破壊力抜群の選手が前方にいる。サイドにもスピードがあるドリブラーが顔を並べ、攻撃力は脅威。ブラジルと近い国なので、気候にも慣れている。できれば第3戦のコロンビア戦までに決めておきたい」※週刊ポスト2014年6月13日号
2014.06.05 07:00
週刊ポスト
遠藤保仁が語るW杯ギリシャ戦攻略法「縦パスを多用すべき」
遠藤保仁が語るW杯ギリシャ戦攻略法「縦パスを多用すべき」
 6月12日に開幕するサッカーW杯ブラジル大会。ザッケローニ監督率いる日本代表が、グループリーグ初戦のコートジボワール戦を終えて、第2戦(20日)で対戦するのが、FIFAランク10位のギリシャだ。 ギリシャの伝統は「堅守速攻」。欧州予選では12試合で6失点と「堅守」をベースに、1-0での勝利が6試合と最低限の得点で予選、プレーオフを勝ち抜いた。決定力のあるストライカーを抱え、セットプレーにも強く、先制を奪い守り切るというサッカーを目指す。 しかし、主力選手のコンディションに不安があり、チーム力は日本の方が上。縦パスを活かして先に点を奪えば日本にも勝機がある。 ギリシャ相手に日本はどう戦うか。日本代表メンバーの中で最多出場記録を持つ、遠藤保仁(ガンバ大阪)は、こう見ている。「ギリシャとは2005年のコンフェデレーションズカップでの対戦経験があり、前半から押し気味に試合を進め1-0で勝利している。日本と同じように組織で守り、できるだけ失点を少なくして、数少ないチャンスをものにして勝つチームとの印象がある。 W杯でもこのようなロースコアの展開が予想できるが、守備の堅いチームの攻略は縦パスを多用し、FWが堅守を切り崩していくこと。また、ギリシャにはチーム全体に長身で体格のよい選手が揃っており、セットプレーは警戒が必要だろう」※週刊ポスト2014年6月13日号
2014.06.04 07:00
週刊ポスト
W杯コートジボワール戦に向け遠藤保仁 「先制点奪いたい」
W杯コートジボワール戦に向け遠藤保仁 「先制点奪いたい」
 6月12日に開幕するサッカーW杯ブラジル大会。ザッケローニ監督率いる日本代表が、グループリーグ第1戦(15日)で対戦するのが、FIFAランク21位のコートジボワールだ。 コートジボワール代表の愛称は「エレファンツ(象)」。アフリカ最強といわれながら、過去2大会は「死の組」に入り、決勝リーグへ進出できなかった。 ドログバなど3大会連続出場の黄金世代は30代を超えたが、攻撃陣にはボニーやジェルヴィーニョなど最盛期を迎えようとする選手もいる。選手の個性を生かした、速いサッカーを身上とする。弱点は守備。個人能力は高いが組織としては質が落ち、イージーな失点が多い。 コートジボワール相手に日本はどう戦うか。日本代表メンバーの中で最多出場記録を持つ、遠藤保仁(ガンバ大阪)は、こう見ている。「落としたくない初戦、まず先手を取りたい。アフリカの選手は高い身体能力を持っており、各選手の分断作戦がベストだが、攻撃力があるだけに調子に乗せてしまうと怖い。 4年前の親善試合では0-2で負けており、攻撃パターンが多く、どこからでも攻めてくるイメージがある。当時の選手も多く残っており、油断はできない相手。立ち上がりから日本ペースでガンガン攻め、とにかく先制点を奪いたい。初戦だけに大切に行きたいが、勝てば勢いに乗ることができる大切な試合となるだろう」※週刊ポスト2014年6月13日号
2014.06.03 16:00
週刊ポスト
遠藤保仁 コートジボワールは「正直とんでもないヤツら」
遠藤保仁 コートジボワールは「正直とんでもないヤツら」
 ブラジルW杯で日本代表が躍進するカギは何か。日本代表メンバーの中で最多出場記録を持ち、代表のすべてを知る遠藤保仁(ガンバ大阪)に、日本代表男子最高得点記録保持者の釜本邦茂氏が迫った。釜本:大会前の大事な時にありがとう。柿谷(曜一朗)には取材を断わられてしまったよ。遠藤:えっ、本当ですか? すごいな、アイツ(笑い)。釜本:時代は変わったな。まァそれはさておき、初戦まで1か月を切った。日本が入ったグループCはどんな印象かな。遠藤:うーん、前回と同じ印象ですかね。前回も楽勝とは思いませんでしたが、メチャクチャ厳しいとも思わなかったので。釜本:前回は初戦のカメルーン戦に勝てたのが大きかった。遠藤:そうですね。決勝トーナメントに行けたのは、初戦に勝ったことで、3戦目のデンマークを相手に、いい条件(引き分け以上で予選突破)で戦えたからだと思います。その意味では今回も初戦のコートジボワール戦が大事です。 実は前回大会の際、開幕直前の親善試合で対戦しているんですが、正直「とんでもないヤツらだ」と思いました。身体能力がズバ抜けている。その時の選手が多く残っているので、楽ではありませんね。釜本:決勝Tに行くには、勝ち点5は取らないといけないね。遠藤:最低でも4ですね。最初に2連勝できればいいですけど。釜本:ザッケローニ監督はもう戦略を練っているだろうな。ザックはどういう監督なの?遠藤:戦術はいたってシンプルで、難しいことは何一つありません。そのかわり要求が非常に高い人です。もちろん僕たちもそうやって精度を上げていかないと、上では勝てないことはわかっていますから、要求に応えるべく反復練習をしています。釜本:最近の試合で、遠藤は途中出場が増えている。これもザックの戦略かな。遠藤:昨年11月の、オランダやベルギーといった強豪国との親善試合からですね。あれは自分の足の状態が悪かったので、45分限定という制約があったんです。ただ監督としては、同じボランチの山口蛍を試す狙いもあったのかもしれません。釜本:今年で34歳。体の衰えを感じることはない?遠藤:体力的には落ちているはずですが、あまり感じないんですよね。翌日に疲れが溜まっていることもない。実は僕、連戦が好きなんです。週2での試合ペースだと最高ですね。試合で体調を整えられるタイプだから、いいのかもしれません。釜本:何か特別な練習、体のケアなどはやっているの?遠藤:やってないです。周りの選手は体にいいものを取りいれたりする努力をしていますが、僕は無頓着ですから(笑い)。マッサージも好きじゃなくて、年に1~2回しか受けない。これまで一度も大ケガがなかったのも大きいと思いますけど。釜本:異常な体だな(笑い)。国際Aマッチ最多出場記録を持っているのも、その体があってこそだね。ブラジルの気候でも問題なさそうだ。遠藤:はい、昨年のコンフェデ杯で本番と近い環境でプレーした時は少し暑いとは思いましたが、サッカーをするには問題ありませんでした。南米特有のスコールも大歓迎ですね。芝が濡れてボールが滑るほうが球足が速くなるので、パスにも相手DFが寄せづらくなる。パスでつなぐ日本の戦い方には有利です。 ただ今大会は移動がかなり厳しくなりそうなので、注意は必要かもしれません。中3日と中4日の日程で、どのスタジアムに行くにも飛行機で3~4時間はかかる。特に初戦は夜10時にキックオフなので、その後の移動を考えるとホテルに入れるのは夜中の3時頃になる。神経質な選手は大変でしょうね。あ、僕は大丈夫ですけど(笑い)。●遠藤保仁(えんどう・やすひと):1980年、鹿児島県出身。鹿児島実業高校卒業後、1998年にプロデビュー。現在はガンバ大阪に所属。2002年、日本代表(A代表)初出場、2014年5月26日現在で141試合出場(最多記録)。●釜本邦茂(かまもと・くにしげ):1944年、京都府出身。1964年に日本代表初出場。1968年メキシコ五輪では7得点を挙げて得点王に輝き、銅メダルに貢献。日本代表男子、最高得点記録保持者(75得点)。※週刊ポスト2014年6月13日号
2014.06.03 07:00
週刊ポスト

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